iOS 14(仮)の初期コード、2月頃に流出か。中国から開発用iPhoneが数千ドルで買われたとの噂

セキュリティが心配されます

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年05月23日, 午後 12:25 in Apple
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iOS 14

iPhoneの次期システムソフトウェアiOS 14(仮)が配信開始されるのは、おそらく新型iPhoneの発表と同時の9月以降になるはずです。にもかかわらず、なぜ数か月前の現在、iOS 14のリークを元にしたと称する情報が飛びかっているのか。

それは少なくとも2020年2月以降、iOS 14の開発初期コードが開発用iPhoneごと中国から流出していたため、とする噂が報じられています。

米テック系メディアMotherboardによれば、何者かが中国サプライヤーから開発用iPhone 11を数千ドルで購入し、そこからiOS 14の内部ビルド(開発初期バージョン)を抽出し、iPhoneの脱獄およびハッキングコミュニティに配布したとのこと。そのiOS 14は2019年12月付のバージョンだったと伝えられています。

開発用iPhoneとは量産段階に至る前に作られ、アップル社内の開発者のみが利用できるはずのデバイスです。アップルは製品版には数々の制限を掛けていますが、それが施される前のデバイスであり、以前もハッカーやセキュリティ研究者たちに流出していると報じられていました

こうして漏えいしたiOSのコードやドキュメント、ハードウェアなどは、インターネットで取引されているとの事情も伝えられています。Twitterでは「#AppleInternals」のハッシュタグを用いて売買されており、Motherboardは実際に2人のセキュリティ研究者がiOS 14コードを持っていると突き止めたと述べています。

同メディアはアップルに問い合わせましたが、いつもながらのノーコメントだったとのことです。

最終的な製品版のiOS 14は初期バージョンとは見た目も機能も大きく異なると思われます。が、深刻なのは悪意あるハッカー達にiOSの脆弱性をじっくり研究する大きな時間の余裕を与えてしまうことです。

かつては並外れた堅牢さを誇っていたiOSのセキュリティですが、今では深刻な危機に晒されているとのことです。どの程度かといえば、脆弱性ブローカー企業のZerodiumuが、あまりの売込みの多さにiOS脆弱性の買い取り価格を下げ、ついには購入を一時停止したほどです。

アップルは自らバグ報奨金プログラムに登録しているセキュリティ専門家らに「特別なiPhone」、すなわち上記の開発用iPhoneを配布していると伝えられていました。協力者らの力も結集し、ハッカーらを先回りして脆弱性をふさぐことや、あらゆる形での漏えいに対してより厳重な対策を講じることが求められそうです。

Source:Motherboard

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