Apple
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iPhoneの「意図的な低速化」問題が注目を集めてからはや3年、今なお消費者団体から最近のiOSに対しても電力消費が激しすぎるなどの声が上がっています。そうした時々の声をアップルも受け止めてiOSの改善に努めており、いい方向に進んでいるのかもしれません。

次期iPad miniはシリーズ最大の再設計?からiPhone 13(仮)ではTouch ID見送り?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

次期iPad miniは「シリーズ史上最大の再設計」で2021年秋発売のウワサ

iPad mini

これまで何度も噂されてきた次期iPad miniにつき「今年(2021年)秋発売に向けてゴーサインが出るはずだ」との証言が伝えられています。

今回のウワサの出処は、アップルの内部情報に詳しい(がアップルから警告が来たわけではなさそうな)BloombergのMark Gurman記者です。新型iPad miniはiPad Air(第4世代)と同じデザインであり、最新プロセッサ搭載とのこと。初代モデル以来ほとんど変わらなかったiPad miniシリーズが「9年の歴史の中で最大の再設計」を迎えると述べられています。

次期iPad miniについてのウワサはざっと2種類あり、ひとつは第5世代までと変わり映えしないというもの。もう一つがベゼルが狭くなって前面からホームボタンがなくなり、全画面デザインになった「iPad mini Pro」と仮称されてきたものです。これら2つは別々の製品を指すと思われていましたが、実はiPad mini 6(仮)=iPad mini Proかもしれません。

もしも「小さくなった第4世代iPad Air」だとすれば、ついにLightningポートがUSB-Cに変更される可能性も高いはず。iPhoneの方は「未来永劫USB-Cを搭載しない(USB-Cを経ずにポートレス化)」との予想が有力ですが、iPadについてはiPad Pro(2018)以降はUSB-Cに統合されつつあり、次期iPad miniでも期待が持てそうです。

次期MacBook ProはミニLED画面で2021年後半、Airは2022年発売の噂

次期MacBook Pro、UHS-II対応SDカードスロット搭載で最大RAMは32GBの噂

MacBook Pro
Apple

今年6月のWWDC21では登場しなかった次期MacBook Pro。画面サイズ14インチと16インチの2モデルが予想されているなか、今年の第3四半期に量産が始まるとのアナリスト予測です。

アップルのサプライチェーン情報に精通するMing-Chi Kuo氏の投資家向けノートによれば、最新の12.9インチiPad Proに初採用されたミニLED画面(Liquid Retina XDR)が、今後より多くのアップル製品に採用されるとのこと。その一環として次期MacBook Proの量産開始に言及されているかっこうです。

そもそも次期MacBook Proは長らく「ミニLED画面ありき」と噂されており、ここまで発売が延びたのもミニLEDディスプレイの歩留まりに問題を抱えていたからとの説もあります。それは5月頃には解消したとの報道もありましたが、いよいよ本格的な量産の目処が立ってきたとも推測されます。

また次期MacBook Proはフラットエッジ(直線的)デザイン、HDMIやSDカードスロット、磁力で取り外しできるMagSafe充電コネクタなど過去モデルの諸要素が復活、M1チップより強力な「M1X」チップが搭載されるとの予測が固まってきた感があります。

そんななか、YouTuberのルーク・ミアーニ氏がSDカードスロットはUHS-II対応(UHS-I等と比べて約3倍の転送速度)やバックライト付きのTouch IDボタンが初搭載と予測。その一方で搭載RAMの上限は32GBかもしれないとの見通しはBloombergの「最大64GB」説と矛盾しており、今後の続報を待ちたいところです。

アップルのサプライヤーが非侵襲性の血糖値測定装置を発表。将来のApple Watchに搭載か

Rockley
Rockley Photonics

今年秋のApple Watch Series 7(仮)には非侵襲性(注射針を刺さなくていい)の血糖値センサーが間に合わないかもしれないが、2022年以降のモデルならば可能性が生じた一報です。

英Rockley Photonicsは、スマートウォッチの背面から赤外線を照射して血圧や血糖値、血中アルコール濃度などを読み取る次世代センサーを開発しているスタートアップです。そのセンサーを搭載したリストバンド型デバイス「clinic-on-the-wrist」がついに発表され、今後数か月のうちに社内でテストしてから、2022年前半には第1世代の製品が送り出される予定とのことです。

そしてRockleyは過去2年間の収益の大半をアップルから得ている上に継続的な「供給・開発契約」が結ばれていることも明らかにされています。すなわち今後のApple Watchに、同社開発によるコア体温や血圧、乳酸までも測定できるセンサーが搭載される見込みが極めて高いわけです。

かつてアップルのティム・クックCEOはApple Watchにより心臓の異常を発見したユーザーの逸話に触れつつ、今後は病気の予防こそ重要であり、ひいては早期発見こそ医療費を大幅に削減できるとも述べていました。将来のApple Watchが体内で起こっている様々な前兆が読み取れるようになれば、人々の健康寿命も伸び、国家財政にも貢献するのかもしれません。

iPhone 13(仮)では画面内Touch ID見送りに、さらなる将来モデルでノッチ消滅の噂

Notch

今年秋、おそらく9月頃に発表・発売と見られる次期フラッグシップiPhone 13(仮)シリーズ。そのうち少なくともProモデルに搭載が噂されていた画面内Touch ID(指紋認証)が、今年は見送られるかもしれないとのBloomberg報道です。

今回の記事によれば、画面内指紋認証はアップル社内でテスト中ながらも、iPhone 13世代では搭載されない可能性が高いとのことです。これまでiPhone 13シリーズでの(フラッグシップ機としては)Touch ID復活は、有名アナリストMing-Chi Kuo氏大手金融機関Barclaysのほか、The Wall Street Journalなども予想してきたことです。

さらにアップル自らも関連特許を出願していることから期待は高まっていましたが、品質に妥協のないアップルゆえに今年モデルでの採用は難しいと判断したのかもしれません。

ほかiPhone 13全モデルはノッチ(画面上部の切り欠き)が小さくなりながらも、iPhone 14(仮)ではより小さくなり、ゆくゆくは廃止を目指しているとのことです。

こちらはiPhone 13全4機種のダミーモデルと称される写真や、iPhone 14の一部モデルではパンチホール(自撮りカメラや顔認証用のパーツをディスプレイ下に置き、画面に穴を開けて視界を確保する方式)採用との噂とも符合しています。一時は他社Androidスマートフォンもこぞって採用したノッチですが、あと数年で姿を消していくことになりそうです。

アップルVRヘッドセットがWWDC2022で発表、「新型iPod」と連携のウワサ

Apple Glass
AppleInsider

アップル社内で開発中と噂のVR/AR(ないしMR=複合現実)ヘッドセットは、WWDC 21の思わせぶりな告知にもかかわらず未だに姿を現していません。

しかし世界的なVRエバンジェリストのロバート・スコーブル氏いわく「アップルのVRヘッドセット」が2022年のWWDCで発表され、年末商戦で大ヒット予定の新型iPodと密接な関係があるとのこと。これら2つにつき「心を揺さぶるオーディオ体験」を特徴とし、「AR世界のための素晴らしいコントローラー」になるだろうと仄めかされています。

アップルが近い将来にスマートグラス製品を発表するとの予想は、BloombergのMark Gurman記者も述べていたことです。そうした大型発表はオンラインイベントではやりたくないだろうとして、実際に人々を招いた物理イベントの可能性も示唆されていました

かたや「新型iPod」ことiPod touch(第8世代)は2021年秋に発売との噂もあります。近年のアップルはサービス事業の拡大を目指していると思われ、iPhone SE(第2世代)のように安価かつ高性能なiOS製品を投入したのも、ユーザーのすそ野を広げるためと推測されます。その意味では新型iPod touchが準備中との予想も頷けますが、まもなく発売されるのか、あと1年以上は待つことになるのか、追加情報を待ちたいところです。