iPhoneが車のキーになるCarKey発表。シェアも簡単に、2021年のBMW車に搭載 #WWDC20

NFCやUWB通信によりセキュリティにも配慮

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2020年06月23日, 午前 02:56 in ios14
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iPhone CarKey

アップルが開催中の開発者会議、WWDC20より。iPhoneの新機能として、ウワサされていた“iPhoneが車のキーとして使える”CarKeyが発表されました。なお、解錠操作などは、Apple Watchでも可能とのこと。

提供予定時期は、NFCベースの第一世代(後述)が「本年中」。アップル側の対応機種はiPhone XR、iPhone XS以降のX系と、iPhone SE(第2世代)、そしてApple Watch Series 5。

ただしこれは当然ながら、別途車側の対応も必要な機能。WWDCでは、2021年のBMW 5シリーズから搭載されるとアナウンスされました。

Apple CarKey
▲メッセージアプリで解除キーをシェアできるのは、地味ながらデジタルデータならではと呼べる便利さでしょう

「Digital car keys」とも呼ばれるこの機能は、単純に持ち物を減らせるのみならず、(当然ながら)デジタルデータとなるため、物理的なキーに比べて「車をシェアする際、一時的に鍵をコピーする」といった使い方などが可能となり、利便性が高まるのがポイント。

実際のやりとりは標準アプリ「メッセージ」で行える模様。サードパーティ製アプリの可否は不明ながら、操作に慣れたアプリで解錠コードがやりとりできるのはかなり便利でしょう。

さらにアップル側は、利便性だけでなく安全性の面でも物理キーを上回るとアピール。その一端として、もしデータが保存されているiPhoneやWatchを紛失した場合でも、iCloud経由での無効化が可能な点を紹介しています。

Apple CarKey
▲第2世代では超広帯域無線、UWBを活用予定。AirDropやウワサされる“AirTag”に続く、iPhoneでのUWB活用事例となりそうです

なお、この機能は第2世代となる、UWB(Ultra Wide Band)ベースの実装も計画されています。そちらはNFCに比べて通信距離が延長されるため、アップル側は「iPhoneをバッグやポケットに入れたままで解錠が可能となる」点をアピールします。

ただしこちらも当然ながら、iPhone側と車側の双方の対応が必要。こちらに関しては時期的な問題か、iPhone側、車側ともに対応機種は公開されていません。

ただしiPhone側に関しては、UWB通信にはiPhone 11シリーズに搭載される『Apple U1』を使う点が公開されています。そのため必然的にiPhone 11以降となると想定されます(そしてiPhone SE 第2世代はU1非搭載のため、こちらは非対応となるはずです)。

このようにCarKeyは、物理的な「スマートフォンによるキーレスエントリー」というだけでなく、カーシェアリングをより手軽に、安全に行えるための工夫も盛り込まれた機能となっています。

車側の対応も必要な機能だけに一気に普及が進むといった性格ではないと思われますが、ユーザー側の利便性は小さくない機能だけに、賛同する車体とメーカーが増えてほしいところです。

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