アップル、「プライバシー。これがiPhone」の動画を公開

iOS 14でさらに強化

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年09月4日, 午前 09:38 in Apple
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アップルは4日、自社のプライバシー保護方針を総括した動画を公開しました。同社は長年にわたり個人のプライバシーを守る路線を追求し、次期システムソフトウェアiOS 14でもさらに強化策が打ち出されていますが、それをユーモラスかつ分かりやすく視覚化しています。

アップルは他の企業と同じく「テクノロジー」と「ビジネスモデル」を備えていますが、その2つが他社とは異なる関係にあります。とりわけプライバシーの分野では、前者により個人情報を集めて後者の収益に繋げるのではなく、むしろ「ユーザー本人の制御下に置き、外部から守る」ことを最優先に考えて作られている(それがiPhoneの商品価値の一部でもある)と常日ごろ強調しています。

今回公開された動画も、そうした「ユーザーのプライバシーを守る」という唯一無二のビジネスモデルが技術に裏打ちされており、最先端のスマートフォンを使う代わりにプライバシーを諦める必要はないこと。そして魅力的なサービスとプライバシーが、アップル製品では両立できるとの主張が描かれています。

わずか30秒ほどの動画ですが、現代の最先端テクノロジーが「プライバシー情報を大声で周囲に振りまく」ことに繋がりやすいとユーモラスかつ完結に警鐘を鳴らしています。

まずWebブラウザのSafari。こちらはユーザーが何をインターネットで見たか、どんなキーワードで検索したかという履歴を第三者に追跡させません。最新の機械学習とデバイス上の知能により、サイト越えトラッキングに対抗する「インテリジェント・トラッキング防止」機能です。

そしてメッセージアプリでのやり取りは、ユーザーが送った相手しか読めません。エンドツーエンドで暗号化されるため、送受信されている最中にも読まれず、アップルも中身を見ることは不可能となっています。

また健康情報を扱うヘルスケアでは、どの情報を保存するか、どのアプリや誰がそこにあるデータにアクセスできるかはユーザーが決定します。すべてのヘルスケアやフィットネスのデータは暗号化され、アップルのサーバー上で保存されているときも暗号化されたままです。

お店での支払いやオンライン決済を助けるApple Payでは、 クレジットカード情報は安全な方法で保護され、実際のカード番号がデバイス上やアップルのサーバに保存されることもありません。購入履歴もユーザーだけが確認でき、第三者がのぞき見ることはできなくなっています。

アップルも営利企業の1つではありますが、ティム・クックCEOは「顧客の行動履歴などを第三者に売ってビジネスをするつもりはない」を半ば口癖にしており、iPhoneのプレミアム価値がプライバシーを厳重に守ることと分かちがたく結びついているのは事実でしょう。その企業姿勢は、アップルユーザーは信じてもよいと思われます。

ちなみに英語版と日本語版の動画は基本的に同じながら、けっこう違う箇所もあり。プライバシーを巡るカルチャーギャップを示す資料として興味深いかもしれません。

Source:Apple(YouTube)

 
 
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関連キーワード: Apple, iOS, iOS 14, privacy, apple pay, Safari, news, gear
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