iPhone 11、2020年1~3月に「世界で最も売れたスマートフォン」との推計

少数モデルに絞り込んだ戦略の成果とのこと

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年05月28日, 午後 12:30 in Apple
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iPhone 11

たびたび売上げ好調が伝えられてきたiPhone 11ですが、なんと2020年の第1四半期にて「全世界で最も売れたスマートフォン」だったとの調査結果が報じられています。

英調査会社Omdiaの最新レポートによると、2020年1~3月に出荷されたiPhone 11は1950万台にも上るとのことです。なおアップルはiPhone等の出荷台数を公表していないため、これらの数字はすべてOmdiaの独自調査による「推計」となります。

この(推定)出荷台数は、前年同期のiPhone XR(エントリーモデルとしては実質的な前機種)のそれを600万台も上回るもの。iPhone XRは「2019年に最も売れたスマホ」とされており、新型コロナ禍の逆風の中にあってそれを凌ぎそうなiPhone 11の好調は、驚くべきものと言えます。

こうしたiPhone 11人気を、Omdiaは「価格と機能の適切なバランス」と分析しています。まず発売時の価格はiPhone XRよりも50ドル安く、にもかかわらず背面デュアルカメラを備えており、前モデルのシングルカメラから大幅なアップグレードとなります。その値下げかつ機能の強化が消費者にとって非常に魅力的であり、売上の増加を後押ししたというわけです。

そしてiPhoneシリーズは、Omdia調べの全世界スマートフォン出荷ランキングで5年にわたり1~2位を守り続けています。その理由を同社は「アップルが比較的少数のモデルを提供する戦略の結果」としており、そのため(多すぎるモデルに分散させるより)1モデルごとに注力しやすくなり、幅広い消費者にアピールできるようになったと評価しています。

アップルの好調はiPhone 11だけに留まらず、iPhone XR、iPhone 11 Pro Max、iPhone 11 Proの4つがトップ10にランクイン(それぞれ5位、6位、8位)。これは前年同期にiPhone XSおよびiPhone XS Maxがランクインしなかったことと比べ、会社のパフォーマンスが大幅に向上したと分析されています。

かたや他社スマートフォンに目を向ければ、サムスンのGalaxy A51が680万台で2位(ほか3モデルがトップ10入り)。それに続くのが中国XiaomiのRedmi Note 8とNote 8 Proであり、それぞれ660万台と610万台とされています。Omdiaによれば、Xiaomiが第1四半期の出荷で3位と4位にランクしたのは今回が初めてとのことです。

今回の調査結果はアップルの「比較的安い価格と高性能の両立」戦略が奏効していることと、サムスンやXiaomi製品など低・中価格帯での競争が激化していることを示しています。ここにアップル製品としては廉価な新iPhone SEが加わったことでスマートフォン戦線にどう影響が出るのか、今後の展開を見守りたいところです。

Source:LightReading

Via:MacRumors

 
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