iPhone12

iPhone 12の予約受付開始は10月の半ば過ぎでしたが、この月に全世界で最も売れた5Gスマートフォンになったとの推計が発表されています。

米市場調査会社Counterpointのレポートによると、iPhone 12が売上トップで、2位は同時に発売されたiPhone 12 Proとのことです。すなわち2つのモデルを別々に集計した上に、わずか2週間の販売でトップに立ったことになります。iPhone 12は16%、12 Proは8%ということで、合計では10月の5Gスマートフォン販売全体の4分の1近くを占める結果となっています。

5Gsmartphone
Counterpoint

ちなみにアップルはデバイスごとの販売台数を公表していないため、あくまで推定の数字となります。

これら2モデルに次ぐのはサムスンの Galaxy Note 20 Ultra 5Gで4%。ほかトップ10の顔ぶれはファーウェイ製が3つ,Oppoが2つ、サムスンの他モデルが2つという構成になっています。

iPhone 12のローンチが成功した理由について、Counterpointは3つの要因を挙げています。ひとつは5Gに対する大きな需要があって、それが売上に転換されたということ。第2に売上の3分の1以上を占める米国にて携帯キャリアの強力なプロモーション(下取りや無制限プランなど)があったことです。

そして3つ目の要因は、中国や日本での最初の需要が強かったこと。他社の5Gモデルが限られた地域でしか提供されないのに対して、iPhone 12は140カ国以上もの広い市場があるから、と分析されています。

また、iPhone 12シリーズは今後、2021年初頭に向けても売れ続けると予想されています。初動がいいばかりか、「発売が遅れたため、売り上げの一部はその後の数ヶ月に繰り延べされるため」年明けにも勢いが維持されるというわけです。

最後にCounterpointは、iPhone 12が5Gミリ波、すなわち「高速だがカバーされるエリアが狭い」帯域向けインフラへの投資を促進するとも指摘しています。

米国向けのiPhone 12シリーズはミリ波がサポートされており、その結果5Gスマートフォンの普及率は9月の5%から10月には12%へと増加。おかげで米国の通信キャリアにミリ波インフラを迅速に導入するインセンティブが与えることになるとの見通しが述べられています。

日本向けモデルではミリ波対応がなくサブ6(ミリ波より遅いがカバー範囲が広い)のみとなっていますが、2021年のiPhone 13(仮)では対応に期待したいところです。

Source:Counterpoint Research

Via:9to5Mac