FILE PHOTO: A shopper looks at an iPhone 12 display while waiting in line to enter an Apple Store in the city centre as the state of New South Wales continues to report low case numbers of the coronavirus disease (COVID-19) in Sydney, Australia, October 26, 2020. REUTERS/Loren Elliott
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先日iPhone 12 miniが需要が弱いため生産停止する可能性があるとの噂がありましたが、2021年前半での米国における新型iPhone売上のわずか5%に過ぎなかったとの調査結果が発表されています。

米市場調査会社Counterpointによれば、そもそも小型スマートフォンの需要は弱まっているとのことです。近年はFacebookやInstagram、TikTokやSnapchatなどSNSプラットフォームにて多くの動画コンテンツが消費されていることから、より大画面のデバイスに切り替わっていると見られています。

iPhone 12 miniの売上げ不振(アップルは公式に販売台数を公表していないので「推計値」に過ぎませんが)も、デバイス単体の問題というより、小型スマートフォンに対する逆風の一部というわけです。Counterpointのアナリストは「これは6インチ以下の画面サイズがスマートフォン全体の約10%のシェアしかないという、より広範な世界市場で見られる傾向と一致します」と説明しています。

米ReutersはCounterpointの分析と合わせて、2019年1月~2020年末の「6インチ以下と6インチ以上のデバイス売上比率」の推移グラフを掲載しています。それを見るかぎり小型デバイスの市場は着実に小さくなっており、むしろ4.7インチで一定の成功を収めた第2世代iPhone SEが例外的な存在にも思えます。

こうしたデータに対して、ガジェット系ブログTom's GuideはiPhone 12 miniの価格に問題があると指摘。iPhone 12よりも100ドル(米国価格)安いとはいえ399ドルのiPhone SEよりも300ドルも高く、これら3台のうち消費者がiPhone 12 miniを選ぶには5.4インチのサイズに惚れ込む必要があるが、今回の報告はそれが起きていないことを示しているようだとコメントしています。

小型デバイスの市場ではiPhone SEという有力製品がある一方で、フラッグシップの価格帯では5.4インチ画面は苦戦を強いられると判明したかっこうです。そんな趨勢のなか、果たして後継モデルのiPhone 13 mini(仮)が今年秋に発売されるのか、続報を待ちたいところです。

Source:Reuters