今年のフラッグシップiPhone 12(仮)シリーズは公式に「例年より数週間発売が遅れる」と(珍しく)予告済みです。となると当然次の注目は、具体的にはいつになるのか、という点です。
ここへ来て、10月12日の週(12〜16日)にiPhone発表イベントが開催され、同じ週に比較的安価なエントリーモデルの予約が開始されるとの噂が伝えられています。
今回の噂の出どころは、アップル未発表製品の情報でおなじみのJon Prosser氏です。同氏は第2世代iPhone SEの発売日を的中させたことで注目を集めた人物です。
Prosser氏のツイートによると、アップルはiPhone 12の発表および予約受付を開始した翌週からデバイスの出荷を始める予定とのこと。その一方で高価なProモデルはエントリーモデルよりも遅れ、予約注文と出荷日の両方が11月までずれ込むと述べています。
New, adjusted Apple dates!
— Jon Prosser (@jon_prosser) August 12, 2020
Apple Watch & iPad
- Via press release
- Week 37 w/c Sep 7
iPhone 12 event
- Week 42 w/c Oct 12
iPhone 12 devices
- Preorders week 42 w/c Oct 12
- Shipping week 43 w/c Oct 19
iPhone 12 Pro devices
- Preorder and shipping in Nov (no exact date yet)
ただし現時点でのウワサでは、iPhone 12シリーズ発売時期に関して、そして構成モデルがどれだけになるのか、といった点は、まだ諸説分かれている状態です。
まず有名アナリストMing-Chi Kuo氏は、6.1インチモデルと5.4インチモデルは9月に量産に入る一方で、最大サイズのProモデル6.7インチのみは10月まで量産が始まらないと予測しています。
かたや台湾のサプライチェーン情報に詳しい業界情報誌DigiTimesは、まず6.1インチが2モデル、次に5.4インチと6.7インチが登場するとの観測を報道。6.1インチ2種類はエントリー+Proモデルという構成が定説となっているため、「Proモデル1つが早期に発売」という点でProsser説と対立していると言えます。
さてProsser氏の発言に戻ると、もう1つ驚くべきは、新型Apple WatchとiPadは9月7日の週にプレスリリース形式で発表され、両方ともすぐに注文可能になると主張されていることです。
これまで新型Apple Watchは秋のiPhone発表イベントでお披露目されることを恒例としており、プレスリリースのみで済ませるとすれば極めて異例のこと。
iPhone 12の開発や量産が遅れているとの噂はたびたび届けられている一方で、Apple Watchについては同種の情報はないため(発売直前までリークがほとんど出てこないのがApple Watchの常ではありますが)、発表および発売準備ができているものは足並みをそろえずに先出しする方針かもしれません。
ただしProsser氏は、iPhone 12の時差がある(二段階の)リリースとProモデルの最終的な日付に不確実性があるため、日付がズレる/変更される可能性もあると但し書きをつけています。ともあれ「これはシステム内の情報です」としてアップル社内の情報源から得たと示唆されていることもあり、続報を待ちたいところです。
Source:Jon Prosser(Twitter)
Via:iMore