iPhone 12 mini

アップルがiPhone 12 miniの生産を「期待をはるかに下回る需要」のため、大幅に減らす予定との噂が伝えられています。

昨今いろいろな方面から聞こえてくるこの噂ですが、今回報じているのは日経の英語版メディアNikkei Asian Review。アップルが2020年12月時点での計画からiPhone全モデルの発注を約20%削減しており、その大半がiPhone 12 miniに起因していると報じています。

ただし全体としては、そうした削減をしてもなお、アップルは前年同期のiPhone出荷台数よりもわずかに多い約7500万台の生産を目標としているとのことです。またiPhone 12、iPhone 12 Pro/Pro Maxの生産調整は比較的穏やかで、これらモデルの需要は健全なままだと述べられています。

最大の軌道修正を迫られているのはiPhone 12 miniであり、一部のサプライヤーは専用部品の組み立てを一時的に停止するよう求められたとのことです。最も控えめに見積もっても6月までの6ヶ月間に計画生産を70%以上も減らされ、mini向け部品の一部は他の3モデルに再割り当てされたと情報筋は語っています。


これまでも、iPhone 12シリーズが全般的に好調のなかで、iPhone 12 miniだけが伸び悩んでいるとの観測は各方面から届けられていました。今年初めには「アップルを失望させた可能性が高い」との調査会社レポートや、2月にはまもなく生産停止されるかもしれないとのアナリスト予測もありましたが、信ぴょう性が強まったかっこうです。
さて、なぜiPhone 12 miniが不人気なのか。日経は5.4インチという画面サイズの小ささ(消費者は強力なプロセッサや5G対応よりも広い画面に関心があり、旧モデルだが6.1インチのiPhone 11を選ぶとのこと)やバッテリー容量の少なさ(5G対応スマートフォンは一般的に多くの電力を消費するため、ユーザーが購入したがらない)といった要因を挙げています。


iPhone 12 miniの苦戦はしばらく続きそうですが、それでもアップルは後継モデルのiPhone 13 mini(仮)を発売すると噂されています。本来のターゲットだった米国やヨーロッパ市場が新型コロナ感染拡大の影響を受けたことがminiの減速に繋がったとの見方もありますが、世界経済の速やかな回復と合わせて、手のひらサイズiPhoneの復調も祈りたいところです。

Source:Nikkei Asian Review