iPhone12pro
Apple

10月23日に発売された2つの新型iPhoneのうち、iPhone 12 Proは人気が沸騰していると噂されていました。その供給不足を解消するため、アップルがiPad用パーツの一部をiPhone 12 Proに再配分しているとの観測が伝えられています。

Nikiei Asian Review(以下、日経)によると、iPhone 12 Proの需要はアップルの予想を上回っており、電源管理チップやLiDARスキャナ(3Dセンサー)などいくつかの部品不足に見舞われているとのことです。

これに先立ってBloombergも、iPhone 12シリーズではカメラ機能や5G機能が追加されたことで電源管理チップの重要性が増しているものの、これが足りないことが生産のボトルネックになっていると報じていました。ほか、Bloombergは中国通信機器大手ファーウェイが米政府の制裁が強化される9月前に駆け込みで大量に半導体を仕入れたことも部品不足の一因としています。

日経記事に戻ると、iPhone 12 Proに部品を割り振ったことが約200万台ものiPadに影響を与え、今年の生産計画を揺るがしているとのことです。iPhoneの品不足が解消したとしても、引き換えにiPad Proなどの納期が延びることもあり得そうです。

またアップルは「棚の空きスペースを埋めるため」年末商戦や来年初頭に向けて、iPhone 11やiPhone SE(2020)、iPhone XRを2000万台以上もサプライヤーに発注したとも伝えられています。それは年内のiPhone 12シリーズ生産台数、推定7500万~8000万台の4分の1以上とのことです。

が、一方ではiPhone XRと新iPhone SEの売上は減速しているとの市場調査会社の報告もありました。新iPhone SEが発売された4月から11月現在まで買わなかったユーザーの多くが「廉価モデルより、最新性能を備えたiPhone 12シリーズ待ち」だとすれば、iPhone 12シリーズの品不足はなかなか解消されず、ただ旧モデルの在庫が積み上がるという、アップルにとって望ましくない結果となるのかもしれません。

Source:Nikkei Asian Review