LiDAR
Apple

今月23日に発売となったiPhone 12 Proですが、その需要が非常に強く、アップルが本モデルに搭載されたLiDARスキャナ用のチップ注文を増やすとの噂が報じられています。

台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesによると、特に米国でiPhone 12 Pro売上が好調のため、サプライチェーンはLiDARスキャナ向けのVCSELチップ受注を増やす準備ができているとのことです。LiDARスキャナは赤外線を用いてカメラが捉えた範囲の奥行き、すなわち3次元形状を高精度で把握できる3Dセンサーのこと。VCSELとはそれに必要なレーザー装置(垂直共振器面発光型レーザー)を指しています。

iPhone 12の予約から配達までのリードタイム(待ち時間)は2~3日。それに対してiPhone 12 Proは2~3週間にまで延びているため、アップルはVCSELチップの発注を増やしたと伝えられています。

もともとアップルはエントリーモデルのiPhone 12が最も売れると予想しており、出荷比率もiPhone 12シリーズ全体の40~45%に設定しているとみられていました。かたやiPhone 12 Proは約20%と少なめに見積もられていたところ、予想外の人気が出てしまったもようです。

iPhone 12 ProとiPhone 12の価格差は、ストレージ容量を同じにすればざっと1万8000円といったところです。一部アナリストらは「iPhone 12 Proと12の違いはカメラ品質だけ」としてProモデルは高すぎて売れないと分析していましたが、ユーザー側はそのカメラ性能や暗い場所でもきれいなポートレート(背景のぼかし)写真が撮れる機能にお値段以上の価値を認めたとも思われます。

だとすれば、それ以上のカメラ性能(イメージセンサーの大型化やセンサーシフト式手ぶれ補正など)を備えたiPhone 12 Pro Maxも予想以上の需要が生じる可能性があります。そして同時に予約開始(11月6日)および発売(同13日)となるiPhone 12 miniも小さなサイズが中国以外では人気と予想する声もあり、iPhone 12シリーズは全機種とも成功を収めるのかもしれません。

Source:DigiTimes

Via:MacRumors