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いよいよアップルのスペシャルイベントが公式に15日午前2時~と予告され、次期iPhone 13(仮)の正式発表も秒読み段階となりました。ほか第8世代iPadが品薄となり次期モデル発表の前ぶれでは?との話題もあり、15日深夜はワールドワイドに物欲の波が広がりそうです。

iPhone 13(仮)はバッテリー容量増加?から新MacBook Pro発売は10月~?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

iPhone 13の衛星通信機能、使えるのは一部地域のみ?将来アップル独自の衛星を配置するとの噂

satellite

今週初めに「iPhone 13」と書かれたアップル純正ケースらしき動画も公開され(まだ偽造の可能性もありますが)、そろそろ正式名称の予想も固まってきた印象があります。

そんななか、先週報じられた「iPhone 13には衛星通信機能が搭載され、通信キャリアの圏外でも通信できる」との噂話に続報が入りました。すなわち新機能の搭載は事実ではあるが、対象地域は「携帯電話の電波が届かない地域や、一部の市場」に限られるとのBloomberg報道です。

その衛星通信によりどこでも通話できるかといえば、「今も、来年も、近い将来も」あり得ないとのこと。まだ開発できていないハードウェアを待つ必要があり、またiPhoneの販売で強く依存している携帯電話会社の反発を招く恐れもあり、技術以外にクリアすべき関門は少なくないと思われます。

もっともiPhone 13への買い換えを検討しているユーザーのうち、一番人気の(予想)新機能が衛星通信というアンケート結果も出ており、もしかするとアップルが計画を前倒しする可能性もありそうです。

また次期iPhone搭載のA15 Bionic(仮)チップのGPU性能が、iPhone 12のA14はもちろん、サムスンの次期SoCであるExynos 2200を凌駕する可能性を示す未確認ベンチマーク結果も公開されました。特に3Dゲームの快適さを重視するユーザーは、大きな魅力を感じるかもしれません。

次期MacBook Pro用のミニLEDディスプレイは予定通り出荷、発売は10~11月のうわさ

MacBook Pro

15日のスペシャルイベントではiPhone 13、Apple Watch Series 7、第3世代AirPodsや第9世代iPadおよびiPad mini 6(仮)の発表が予想されている一方で、次期MacBook Proはもう少し先送りと見られています。

台湾DigiTimesによると、ミニLED画面を搭載したMacBook Proシリーズは10~11月に発表される可能性が高いとのこと。この時期に発表との噂は何度も伝えられた一方で、まだ新しめの技術であるミニLED画面は歩留率が上がらず製造が難航しているとの報道もありましたが、ようやく軌道に乗ってきた模様です。

また長引く半導体不足のなか、年内の総出荷台数は400万台に上るとの明るい見通しも述べられています。発売直後のM1 12.9インチiPad Proは品薄が続いていた(記事執筆時点では配送予定日が9月15日~とほぼ即納に)ことを考えると意外にも思えますが、アップルは今後MacBookシリーズの出荷台数を大幅に増やす予定とのアナリスト分析もあり、次期MacBook Proの生産にも力を注いでいると推測されます。

次期MacBook Proは14インチと16インチの2種類、どちらにもM1チップを強化した「M1X」を搭載し、デザインは全面的に刷新され、万人に好評とはいえなかったTouch Barが廃止される一方で、HDMIやSDカードスロットなど外部ポートも充実するとの予想が有力です。

その「小さい方」こと14インチは現行13インチよりも大幅に値上がりするとの説もあります。とはいえ、それは小型でも高性能を裏付けることでもあり、悩ましいところかもしれません。

iPhone 14(仮)予測画像が公開。ノッチが消滅しパンチホールに?

アップルは画面下Face IDを開発中、ただしiPhone 14(仮)には間に合わず?専門家が予測

iPhone 14
Jon Prosser/Ian Zelbo

2021年のiPhone 13発表前に、2022年のiPhone 14(仮)予想レンダリング画像が公開されています。なおiPhoneをはじめアップル製品は(量産のためのサプライチェーンを準備する必要もあり)開発に2~3年かかることが通例であり、1年後の試作機の情報がリークされてもおかしくはありません。

おなじみ有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Jon Prosser氏は画像とともに、iPhone 14の詳細にも言及。「ノッチがなくなりパンチホールに」「本体を分厚くして、背面カメラのバンプ(出っ張り)をなくす」「チタン製フレーム」「iPhone 4や5のような丸いボリュームボタン」「Lightningコネクタは少なくとも一部モデルで残る」といったところです。

この中でも注目を集めたのが「ノッチなしパンチホール」という点でした。これを実現するにはノッチ内に収められている顔認証Face ID用のパーツなどをディスプレイの下に置く(そのためにパンチホールを開けて視界を確保する)のが必須ということで、「画面下Face ID」の可能性が浮上したしだいです。

しかしディスプレイ専門アナリストRoss Young氏は、「パネル下Face IDは最終的じゃない。まだ作業中です」とツイート。そうしてiPhone 14には間に合わないかもしれないと示唆しつつ「カメラを画面下に置くよりは簡単です」と付け加え、自撮りカメラはディスプレイの上に留まると仄めかしています。

画面下Face IDは、有名アナリストMing-Chi Kuo氏も予想していることです。やはり自撮りカメラは画面上に置かれる(ノッチは消滅せず、小さくなる)ことや、さらには2023年のiPhone 15(仮)で採用ーーつまりiPhone 14には間に合わないとの見通しもYoung氏と符合しています。

やはりiPhone 14世代では、パンチホール採用は「世に出なかった試作機の1つ」で終わるのかもしれません。

新型iPhoneやApple Watch、AirPodsはバッテリー容量増加? イベント直前にリーカー予測

iPhone 13

有名リーカーMax Weinbach氏が、15日のイベントで発表される見込みの新製品につき、一気呵成に予想を述べています。

そのほとんどは他のアナリストやリーカーらが予想していることでもあり、特にiPhone 13のカメラ品質がiPhone 12より大きく向上する見通しはMing-Chi Kuo氏が詳細に(しかも2020年11月の時点で)報告していました

が、Weinbach氏の予想で興味をひくのは「iPhone 13シリーズ、Apple Watch Series 7(仮)、第3世代AirPodsすべてがバッテリー容量が増える」ということです。特にiPhone 12シリーズではiPhone 11世代よりもバッテリー容量が減らされ、しかも3Dゲームで電池の消耗が顕著だったとのテスト結果もあっただけに、注目するユーザーも少なくないと思われます。

またApple Watchについても、watchOS 7以降で睡眠追跡が実現したものの、現行最新モデルのSeries 6でもバッテリー容量も持続時間も増えていないために、就寝時刻前に充電するリマインダーが追加されています。他の情報源も「プロセッサーが小型化され、その分だけバッテリー容量が増える」と伝えていましたが、もし本当であれば使いやすさが大きく改善されそうです。

アップル、自動車メーカーとの協力を諦めて自力で「アップルカー」開発・製造に転換か

Apple Car
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今年初めからアップルブランドの自動運転EV(電気自動車)、いわゆる「アップルカー」の製造につき自動車メーカーと交渉が始まったとの噂が次々と持ち上がりました。まず韓国のヒュンダイおよび傘下の起亜自動車、次いで日産や三菱自動車にも接触したと報道され、最近ではトヨタの名前も挙がっていました

しかし韓国メディアの最新記事によれば、アップルは自動車メーカーとの共同開発戦略に見切りを付け、自社で開発する方向に転換したとのこと。これ以上アップルカーの発売を遅らせることはできないと判断されたと推測されていますが、まさに提携先として多くの企業が候補に現われては消えていったことが交渉の難航ぶりを物語っていた感もあります。

アップルがヒュンダイと交渉していた(と噂される)理由の一つは、共通EVプラットフォーム「E-GMP」にあったとのアナリスト分析もあります

それによりアップルカーの開発期間が大幅に短くなり、アップル自らは自動運転ハードウェアやソフトウェア、既存製品のエコシステムとの統合に専念でき、その付加価値で「非常にハイエンドモデル」に仕上げられるというわけです。

つまり提携先のプラットフォームに便乗しながら、アップルカーはその企業の標準モデルと差別化され、自動車メーカー側が下請けというイメージが強まりかねない……との懸念から、数々の交渉が頓挫したのかもしれません。