2017年のiPhone Xで登場した、画面上部の切り欠きであるノッチ。これは様々な意見がありながらも、歴代のフラグシップiPhoneに受け継がれています。
しかし2021年のiPhone 13シリーズ(仮)では、ついにこのノッチが小さくなるとの噂が伝えられています。
そもそもこのノッチは、顔認証のFace IDに必須のTrueDepthカメラなど、各種センサーやパーツを収納するためのスペースです。一時は競合他社のAndroidデバイスにも採用される動きがあったものの、昨今のAndroid機では、インカメラを前面に残して周りをディスプレイで覆うパンチホール式や、画面下にインカメラを内蔵するアンダーディスプレイ式に移行していきました。
今回のウワサの震源地は、数々の実績あるリーカー(未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)であるice universe氏のツイートです。iPhone 13は依然としてノッチが保持されるものの、わずかに小さくなるとのこと。
ノッチといえば幅の広さが目に付きやすいのですが、同氏は「高さが減り、ノッチが浅くなる」ことを示す大まかなスケッチを追加しています。
— Ice universe (@UniverseIce) October 7, 2020
ノッチの大きさに関しては、近々登場予定のiPhone 12シリーズ(仮)でも当初は大幅に小さくなるとの噂話もありました。しかし、次々と流出するダミーモデル等の写真は「縮小しない」可能性を強めるものばかりです。そんななか、わずかに最小サイズ5.4インチのiPhone 12 miniだけが小さくなるかもしれないとのアナリスト予測もありました。
iPhone 13のノッチについては、廃止される可能性を示すダミーモデルの流出もあったほか、画面埋め込み型のTouch ID採用にともないFace IDごと除去されるとの噂も飛び出したことがあります。このうち後者は、Face IDがTouch IDよりセキュリティ面で勝ることを強調するアップル的には非現実的とも思われますが、それだけユーザー間でノッチに対する不満が高まっている表れかもしれません。
またiPhone 13 Proシリーズの画面仕様に関しては、今年のiPhone 12では見送られそうな120Hz表示がようやく実現するとの予想もあります。ノッチ縮小による画面占有率の向上や、120Hzによる滑らか表示とすばやい反応を期待する向きは、今年はひとまず様子見するという選択肢もありそうです。
Source:ice universe(Twitter)
Via:MacRumors