iPhone 13 Pro
iFixit

世界的な半導体不足のため、どのスマートフォンメーカーも部品の確保に苦戦しており、偽造チップを買わされる被害が多発しているとの報道もありました。そんななか、カメラ部品のサプライヤーがアップルの注文をサムスンなど他社よりも優先しているとの噂が伝えられています。

台湾の業界情報誌DigiTimesによると、アップルがサムスンよりも部品を入手しやすい理由は2つ。ひとつはサムスンのスマートフォン販売台数が予想より少なく、従って部品の発注も少ないということ。第2にアップルからの受注は他のブランドよりも高くて安定した利益をもたらすから、とされています。

業界情報筋いわく、中国と台湾でiPhone 13シリーズの予約販売が好調ななか、スマートフォン用レンズ部品のVCM(ボイスコイルモーター)や巻線などを製造する台湾メーカーは、アップル向けの生産を優先しているとのこと。こうした部品は日本のサプライヤーがアップルの受注のほとんどを取っており、台湾のメーカーに生産を委託しているそうです。

アップルが長引く半導体不足を前にしても生産にさほど苦労しないとの予想は、米国の調査会社も伝えていたことです。「アップルはチップセットの供給を前もって十分に確保できた」との証言もあり、ただ発注量が多い得意先だから特別あつかいされているばかりでなく、供給不足が深刻になる前に先に動いていた事情も大きいと推測されます。

大手金融モルガン・スタンレーのアナリストは、iPhone 13シリーズの初期受注は好調で、短期的な部品不足は最小限に留められており、出荷予定が大幅に延びている(日本の公式ストアでは11月~)のは需要が低いというより高い需要のためだと推測していました

またBloomberg報道によると、アップルはiPhone 13シリーズの初期生産を年末までに9000万台にまで引き上げ、昨年のiPhone 12シリーズでの7500万台よりも最大20%増やす予定だと報じていました

特に中国ではiPhone 13シリーズへの関心が非常に高く、人々が開店直後のショッピングモールで新型モデルを買うため売り場に殺到している様子も伝えられていました。

Samsungも折りたたみデバイスの新製品Galaxy Z Fold3 5Gなどを発売し、最近では国内メディアでの露出も目立っている印象があります。アップルの良きライバルとして、健闘を祈りたいところです。

Source:DigiTimes

via:9to5Mac