iPhone 13 Pro
Apple

先日発売されたiPhone 13シリーズは、日本価格では前年モデルよりわずかに値上がりしています。しかし分解して各部品のコストを見積もった結果、iPhone 13 ProはiPhone 12 Proよりも製造コストが高くなっていることが明らかとなりました。

このコスト見積を行ったのは、技術系企業のTechInsightsです。同社はiPhone 11 Pro Maxも分解して製造原価を見積もっていたほか、iPad Pro(2020)のA12Zプロセッサが物理的にはA12Xと同じだと突き止めたりと技術力には定評があります。

さて分析結果によると、iPhone 13 Proの推定コストは約570ドル(約6万3000円)、iPhone 12 Proは548.50ドル(約6万1000円)、比較のためにSamsung Galaxy S21+の推定コスト508ドル(約5万6000円)も算出されています。どのモデルも256GBのストレージ容量にそろえられ、条件はなるべく均一にされています。

Estimated Build Costs
TechInsights

iPhone 13 Proがコスト高になっている原因は、A15 Bionicの製造コストが上昇したほか、NANDメモリ、ディスプレイサブシステムの価格、メイン筐体のコスト上昇など、やはり半導体不足の影響がiPhone 13モデルにも及んでいると推測されています。

米アップル公式ストアではiPhone 13 Proの256GBのストレージ容量モデルは1099ドルで販売されており、つまり「製造部品の単価を積み上げた合計」の2倍を請求されているということ。ただし、このコストには研究開発費やソフトウェアの作成、広告宣伝費は含まれておらず、アップルの負担がすべて盛り込まれているわけではありません。

また米9to5Macは、米国では通信キャリアを通じた販売によりiPhone 13シリーズが大幅に値引きされたり、無料で入手することは難しくないとも指摘しています。もっとも日本ではキャリアによる大幅値引きが、かつてセットとなっていたSIMロックとともに規制されており、今後もiPhoneの値上がりが続けば国内での販売は厳しくなるのかもしれません。

Source:TechInsights

via:9to5Mac