Apple Park
Noah Berger / reuters

街角にもクリスマスソングがにぎやかに流れ、いよいよ年末商戦もラストスパート。すでにお正月の福袋までも抽選販売が終わったりしていますが、ふだんガジェットを買いすぎて欲しいものが残っていない……と嘆くエンガジェット読者の諸兄も多そうです。

iPhone 14 Pro(仮)はRAM 8GB?から27インチ「iMac Pro」は2022年春発売?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

27インチのミニLED画面搭載「iMac Pro」、2022年春に発売のウワサ

iMac
Apple

今年10月にMacBook Proの新モデル2つが発売後、次に来ると予想されているのが次期iMacです。同じくM1 ProおよびM1 Maxチップを搭載してまもなく姿を現すと見られるなか、その可能性を補強する新たなウワサが伝えられています。

ディスプレイ専門家Ross Young氏の業界観測レポートによると、次期iMacは2022年春発売で、画面サイズは27インチとのこと。さらに、その画面はミニLED技術を採用し、最大120Hzの可変リフレッシュレート(アップル用語では「ProMotion」)つまり新MacBook Protと同じ仕様になる見通しとされています。今後のアップル製品にミニLEDディスプレイの採用が広まることは、数年前から有名アナリストMing-Chi Kuoが予想していました

ほか、Young氏は将来的に一部のiPadやMacBookがミニLEDではなく有機ELに移行するとのウワサにも言及しています。もし実現するとしても2023年までは期待薄との見解は、韓国メディア(つまりサムスンやLGなど有機ELパネルメーカーの事情に詳しい)The Elec報道とも一致しています。

その一方で、アップルはマイクロLEDディスプレイの研究開発を進めているとの噂話もありました。そちらはまず、画面サイズが小さい(製造コストが抑えられる)Apple Watchに採用されるのかもしれません。

折りたたみiPhoneは早ければ2023年発売、2024年の可能性が高いとの噂

Galaxy Z Flip3
David Imel for Engadget

しばらく静かだった「折りたたみiPhoneが開発中」とのウワサが、再び浮上しています。その発信源は、やはりディスプレイ専門家のRoss Young氏による業界観測レポート。それによれば「発売は最速でも2023年まであり得ず、2024年がより可能性が高そう」とのことです。

アップルが折りたたみデバイスに興味を持ったと報じられたのは、サムスンが初代Galaxy Foldを発表した直後(2019年3月)にまで遡ります。サムスンは折りたたみ画面を他社に供給する側として成功を狙っていると見られており、様々な方面に売り込むのは自然なこと。実際、OPPO初の折りたたみスマホ Find Nもサムスン製パネルを採用していると報じられています。

が、その翌年にもアップルはサムスンに「大量の」折りたたみサンプル画面を発注したとの噂があり、真剣に折りたたみiPhoneを検討している可能性が窺われました。

「先にサムスン製スマホに最先端ディスプレイ技術が搭載され、その後にアップル製品に採用」というパターンは、iPhone 13 Proモデルでも前例があったことです。サムスンのGalaxy Z Fold 3 5Gの画面品質が安定してきたこともあり、そろそろ折りたたみiPhone開発も本格化するのかもしれません。

iPhone 14 Pro(仮)は広角カメラが48MP、RAM 8GB搭載とのアナリスト予測

iPhone
David Imel for Engadget

来年の「iPhone 14」シリーズが6.1インチの「iPhone 14」と6.7インチの「iPhone 14 Max」、6.1インチの「iPhone 14 Pro」および6.7インチの「iPhone 14 Pro Max」の4機種構成となるのはほぼ定説となっています。つまり5.4インチのminiは廃止され、代わりに6.7インチの標準モデルが追加される可能性が高まっているしだいです。

そうした噂を前提に、香港の投資銀行アナリストJeff Pu氏はProモデル2つに48MPの広角レンズとRAM 8GBが搭載されるとの研究ノートを発表しています。このうちカメラについては、有名アナリストMing-Chi Kuo氏が述べていたことの再確認と言えます。

そして後者の「ProモデルにRAM 8GB搭載」は、おそらく今回が初出の予想です。フラッグシップ上位モデルのRAMは、2019年のiPhone 12 Pro以降は6GBに据え置かれており、予想が本当だとすれば2年ぶりの増量です。

アップルがソフトウェア(iOS)とハードウェアを統合しているため、iPhoneはRAMが少なめでもAndroidより軽快に動く傾向があります。とはいえRAMが多いほどバックグラウンドでアプリを動かしておきやすく、RAM容量で優るGalaxyスマホがiPhoneにスピードテストで勝利した(アプリを再起動する必要が少ないため)こともありました。近年のAndroid端末ではRAM 8GBも珍しくないだけに、実現を望むユーザーも少なくなさそうです。

アップル、 新型32インチPro Display XDRを開発中のウワサ。カスタムシリコン内蔵か

Pro Display XDR
Apple

2019年、アップルは約60万円もの32インチ高級ディスプレイPro Display XDRを発売しました。その後継機として24インチと27インチ、32インチの3種類が開発中で、最大の32インチにはカスタムチップが搭載されるとの噂話が伝えられています。

有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Dylandkt氏いわく、「ノーブランドの筐体に収められた3つのLG製ディスプレイ」が初期開発中とのこと。そのうち32インチは現行Pro Display XDRの改良型として「(Dylandkt氏が見た情報源に)カスタムシリコンへの言及がある」と述べられています。

この情報は、今年夏の「A13チップとNeural Engine内蔵の外付けディスプレイがテスト中」の続報と言えるもの。もっともMac側のSoCを外部GPU的に補強して高度なグラフィック処理を可能とする……との推測は、iPhone 11世代のA13では非力すぎるのではないかとの指摘もありました。

かたや24インチと27インチの小型版Pro Display XDRは、Ross Young氏がまもなく登場し、「より手頃な価格になる」とコメントしていたことがあります。クリエイティブのプロ以外は手が出しにくいPro Display XDRですが、価格とともに身近な存在になると期待したいところです。

アップル、無線チップも独自開発に置き換えるため新オフィス開設のうわさ

iPhone
Chris Velazco/Engadget

iPhoneのAシリーズチップやMac搭載のM1チップ、探し物トラッカーAirTag内蔵の「U1」やAirPods Pro等のヘッドフォンチップ「H1」に至るまで、アップルは独自開発チップに置き換える「自前主義」を推し進めています。その動きが、次はワイヤレスチップの方向でいっそう加速するとの噂話です。

Bloomberg報道によれば、アップルはブロードコムやスカイワークス(どちらもiPhone用ワイヤレス関連チップの供給元)のオフィスが近くにある場所に拠点を作り、そこでモデムチップやワイヤレス半導体の経験があるスタッフを募集しているとのことです。

かつてアップルは、まさにクアルコムのお膝元で独自モデムチップ開発のためと思しき人材を募集していました。が、当時は両社がライセンス料などをめぐって法廷闘争を繰り広げている最中で、和解する前のこと。現在パートナーである企業からの人材引き抜きとも見えかねない行いが本当だとすれば、かなりのドライさとも思えます。

そうしたアップル自前主義の「次」と予想されているのが、5Gモデムチップです。初採用となる2023年のiPhoneでは「A17」と統合されず別個になるとの噂もありましたが、それならばiPhone以外のアップル製品にも搭載しやすいはず。いずれMacBookにも5G通信機能が備わるのかもしれません。