より大画面になるというiPhone SE Plus(仮)の噂は以前から繰り返し報じられていますが、最新の話題では、6.1インチの液晶画面とiPhone 12シリーズと同じA14 Bionicプロセッサ搭載との予想が伝えられています。
アップル関連の有名リーカー(未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Apple Lab氏によると、iPhone SE Plusには6.1インチIPS方式の液晶ディスプレイ(第2世代iPhone SEと同じ技術)が採用され、A14チップが搭載される可能性があるとのこと。ただしA13 Bionic、すなわちiPhone 11シリーズや第2世代iPhone SEと同じプロセッサかもしれないと述べられています。
iPhone SE Plus
— Apple Lab (@aaple_lab) January 19, 2021
- Display: 6.1" (IPS)
- Chip: Apple A14 (A13) Bionic
- Camera: Main: 12Mp (iSight), Sefie 7Mp (FaceTime HD)
- Features: 6 Portrait Light effect / OIS / Smart HDR 3 / IP67 / Color (Black / Red / White?)
- Security: TouchID in Home Button
- Price: ≈499$ / ≈589€ pic.twitter.com/wQkz19QYoL
そしてカメラに関しては背面に12MPシングル、前面に7MPの自撮りカメラ。さらに耐水性能はIP67級とされていますが、これらは第2世代iPhone SEと同じ仕様となっています。
また生体認証については「ホームボタン内にあるTouch ID」とありますが、添えられたレンダリング画像にはFace ID関連部品を収納するノッチ(画面上部の切り欠き)があって前面にホームボタンがないため、顔認証と第4世代iPad Air のような「側面の電源ボタンに統合したTouch ID」の可能性が示されているとも解釈できます。
とはいえTrueDepthカメラなどのFace IDに必須のパーツはコスト高のため、iPhone SEシリーズのような価格優先モデルに搭載されるとは考えにくいはず。従来通りTouch IDを継続しつつ、前面から側面にボタンを移動して画面占有率を高め、第2世代iPhone(4.7インチ画面)からのボディの大型化を最小限に抑える方向性かもしれません。
その米国価格は499ドル~、つまり第2世代iPhone SEの399ドルよりも100ドル高めと主張されています。iPhone 12シリーズの中で最安値のiPhone 12 mini(699ドル~)よりも200ドル低い設定で、妥当な位置づけとも思われます。
アップルのインサイダー情報で知られるアナリストMing-Chi Kuo氏もiPhone SE Plusを早くから予想しており、当初は2021年の早い時期に発売と見ていましたが、後に同年の後半に延期されると軌道修正しています。
いまだに新型コロナ感染拡大が収束する見通しが立たないなか、マスクをしながらロック解除しやすいTouch IDへの支持は根強く、第2世代iPhone SEの売上げ好調を支えていると推測されます。より広い画面でTouch IDを備えたiPhone SE Plusが年内に発売されたなら、大きな人気を勝ちえるかもしれません。
Source:Apple Lab(Twitter)
via:GIZMOCHINA