Daughter and father looking on digital tablet while doing homework at dining room table
Thomas Barwick via Getty Images

アップルは、同社が提供していた電子書籍作成アプリのiBooks Author、および教育支援ツールのiTunes Uを終了すると発表しました。

iBooks Authorはアプリ更新が停止されて7月1日以降は新規ユーザーが利用できなくなり、iTunes Uは2021年末に廃止される予定です。

iBooks AuthorはMac用の電子書籍作成ツールです。PDF形式を出力したりiBooks Bookstoreで出版できましたが、結局のところ利用はさほど広がらなかったかっこうです。

公式リリースによれば、作成したコンテンツをPagesにインポートできる機能がまもなく登場予定とのことです。米9to5Macは、すでにPagesにiBooks Author機能の多くが組み込まれていると述べています。

またiTunes Uは教師向けの支援ツールで、コースを作成して授業や課題をWeb上で管理できるというもの。

こちらの公式リリースでは、2021年末の廃止を予告する一方で代わりとなる次世代アプリ「Classroom」(iPad用教育用アシスタントツール)および「Schoolwork」(授業の資料を配布したり、生徒の進捗状況を把握できるツール)、および「Apple School Manager」(IT管理者がiPadやMac等のデバイス、本やアプリなどを管理できるツール)への乗り換えを促しています。

まるで歴史的使命を終えたかのような記述ですが、9to5Macは2つのアプリが優れた面があったにもかかわらず数年間も更新されていなかったことを指摘。

特に2012年に登場したiTunes Uは、本来持っていた数年ものアドバンテージを無駄にしてしまい、新型コロナ禍により発生したオンライン授業のニーズをGoogle Classroomに持って行かれたとのこと。さらに同誌は、こうした展開は教育現場における(iPadではなく)Chromebookのさらなる普及に繋がる可能性がある、と示唆しています。

アップルの幹部は以前、Chromebookの教育市場での成功に対して「子供たちの学習は上手く行かない」とコメントしていましたが、単純なハードウェアの優劣よりも、ソフトウェアに粘り強く投資する姿勢が明暗を分けているのかもしれません。

Source:Apple(1)/(2)

Via:9to5Mac