iVERTU
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Vertuは、本体を天然素材で仕上げた超高級なスマートフォンや携帯電話を手掛けるメーカーです。一度は倒産したものの現在は中国を中心に製品を展開しています。

Vertu
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そのVertuから価格を抑えたスマートフォン「iVERTU」が登場しました。定価は16800人民元、約29万円から。桁を一つ間違っていると思うかもしれませんが、100万円クラスの製品もあるVertuのスマートフォンとしては「格安」といえるでしょう。もちろん高級な本体仕上げですが、スマートフォンとしてのスペックも高くなっています。

iVERTU
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Vertuの製品はこれまで「Aster」「Ayxta」「Constellation」「Signature」「Vision」といったモデル名がついていましたが、新製品はメーカー名の前に「i」を付けたiVERTUというシンプルな名前になりました。5Gに対応しスペックも引き上げた新世代の製品ということでネーミングを変えたのかもしれません。

iVERTUのスペックはチップセットがSnapdragon 888、メモリ12GB、ストレージ512GBと十分すぎるほどハイスペックです。高価格な製品だけに数年使えることを考えた設計にしていると考えられます。ディスプレイは6.67インチ2400x1080ピクセルの有機EL。リフレッシュレートは不明ですが、高速でなくとも不満は無いでしょう。サウンド周りの性能はとくに向上していませんが、クラッシック音楽などの着信音がプリインストールされているとのこと。

iVERTU
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バッテリーは4200mAhで55Wの急速充電にも対応。充電アイコンはもうちょっと高級感あふれるイメージにしてほしいところです。

iVERTU
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カメラは6400万画素の標準(広角)に、ウルトラワイドが6400万画素、マクロ500万画素、深度測定用200万画素のクワッド仕上げ。標準カメラだけが高画質なスマートフォンが多い中、ウルトラワイドも標準と同じ6400万画素を搭載するのは贅沢。マクロも500万画素、3cmまでの接写対応で使い勝手は高そうです。

iVERTU
6400万画素カメラを2つ搭載

5Gの対応周波数はNSA n41 / n78、SA n1 / n3 / n28 / n41 / n78となっています。日本など世界各国で展開されている5Gは4G(LTE)をアンカーバンドとして併用するNSA方式ですが、いずれ5G(NR)を単独で利用するSAの展開が本格化します。SAの対応周波数を広げているのは将来を見越してのことかもしれません。

iVERTU
5G(NR)はNSA2バンド、SA5バンド対応

背面はヨーロッパ産の子牛の本革製で「VERTU」ロゴはシルバーとゴールドから選べます。29万円という価格をどうとらえるかですが、最近ではサムスンの「Galaxy Z Flip2 Thom Browne Edition」など数十万円のスマートフォンも出ていることを考えると、iVERTUの価格も昔ほど驚くものでもないでしょう。 

iVERTU
本革仕上げの背面

このようにVertuの製品は「本物素材」「手仕上げ」にこだわっており、それを求める消費者がいるから今も新製品を出し続けているわけです。質感だけではなく性能もハイスペックなiVERTU、ぜひ一度実機を試してみたいものです。