JINS

メガネの販売専門店チェーン、「JINS」を運営するジンズが2021年8月に行った調査によると、どのメガネが自分に似合うのかわからない……と答えた人は88%もいるそうです。

そんな困りごとの解決に向け、JINSはこれまで1店舗のみで導入していた、「MEGANE on MEGANE」を全店舗で導入し、店頭のiPadで使えるようにします。メガネをかけたまま他のメガネをバーチャル試着できるサービスで、もともとかけているメガネのフレームを自動で消す機能を持ちます。メガネをかけたまま、別のメガネをバーチャル試着できるため、フレームの太い視力矯正用のメガネをかけている人でも試しやすい、とのことです。

なお、バーチャル試着は試着時に対面でのやり取りを省けるため、コロナ禍で高まる非接触需要に対応するサービスが増えています。同社は2020年よりオンライン上でリアルタイム3Dバーチャル試着やカラーレンズ試着の導入を開始するなど、機能のアップデートを重ねています。

JINS

また、「JINS BRAIN2」「棚NAVI」の2つの新サービスを2021年9月16日に始めます。全国434店舗とオンラインショップで導入します。それぞれ、店頭のiPadか利用者自身のスマートフォンから利用可能になる、としています。

そもそも「JINS BRAIN」はメガネの似合い度をAIが判定するサービスとして2016年に立ち上がり、旧来の雰囲気(髪型や襟元、年齢、性別など)のみをAIで判定していましたが、JINS BRAIN2 では顔型の判定も可能になり似合う商品をランキング形式でレコメンドできるようになった点が進化ポイントです。

スマートフォンにはJINSオンラインショップの JINS BRAIN2 の体験ログ(似合い度や商品情報)が一時的に保存されるため、会員登録などの手続き不要でスムーズに商品選びができる、と同社は説明します。

棚NAVIは商品陳列場所を店舗MAPで確認できるというサービス。iPadの画面に表示した、QRコードをスマートフォンで読み取り、商品詳細を確認することもできます。

ちなみに、新しい一連のデジタルサービスのローンチには多くの協力会社が関わっているとのこと。大まかな会社概要と役割は以下の通りです。


ネフロック

→ 大岡山で研究開発を行う東工大発ベンチャー

  • フレームを消す(MEGANE on MEGANE)

  • 点数をつける(JINS BRAIN2)

といったAIを開発

Fittingbox(フランス)

→ 6月に、ジンズホールディングスとの間で資本業務提携を発表した、アイウエアテクノロジーの企業

  • CG作成し、リアルタイム3Dバーチャル試着させる(MEGANE on MEGANEからのJINS BRAIN2)

ONE COMPATH

→ マピオンに電子チラシサービスのShufoo!事業を統合して生まれた企業

  • 商品が店頭のどの位置にあるのかがすぐに分かる棚位置検索のシステムの共同開発(棚NAVI)

カザック

→ クリエイティブ×ビジネスプロデュースに強みと実績を持つUX開発チーム

  • アプリ化とインテグレーション


なお、同社はこれらを『実店舗(オフライン)とオンラインを融合させた、OMO(Online Merges with Offline)の具現化』とし、WEBインテグレーション、インフラ、バックエンドなど、さまざまな企業と関わり、カスタマイズをしながら仕上げた総合デジタルサービスとして、新たな購買体験を世に広めたい考えを示しています。


Source:JINS