JINS MEME
Rintaro Kaneko / Engadget

メガネの販売専門店チェーン、「JINS」を運営するジンズが、独自開発のセンサでまばたきや視線移動を計測できるウェアラブルデバイス「JINS MEME(ジンズ ミーム)」の新モデルを発表、JINS一部店舗(100店舗)、JINSオンラインショップ、Amazonが10月14日に取り扱いを開始します。

JINS MEME の初代は2015年11月に発売。研究開発に5年以上を費やした今回の新モデルは、分散して配置していた2つのセンサーとバッテリーを小型化しつつ、すべてノーズパッド周りに集約することで、軽量化に成功。これまで以上に“メガネ感覚”で楽しめそうです。

JINS MEME 2021
▲ JINS MEME 旧モデル
JINS MEME 2021
▲ JINS MEME 新モデル。度付きレンズを含む価格は1万9800円。求めやすくなったのも旧モデル「ウエリントンタイプ(4万2120円 ※税率は8%)」からの改善点だ
JINS MEME 2021
▲ 旧モデルに比べてフレームやカラーバリエーションが増えた

JINS MEME の特徴は3つあります。まず1つ目は眼球の動きにより生じる電位差を3点式眼電位センサーが計測し、まばたきの速度や間隔、視線移動の速さなどから脳の状態を分析できること。

2つ目は3軸方向(x・y・z軸)の加速度を計る加速度センサーと、ジャイロセンサーを組み合わせ、身体の姿勢を計測できること。

そして3つ目は計測したデータをBluetooth経由でスマホに転送し、専用アプリで可視化してくれることです。具体的には、姿勢の状態や、前後左右の傾きの角度などを確認できます。

JINS MEME 2021

独自のアルゴリズムにより、カラダ・ココロ・集中の状態が“可視化される”だけでなく、現状の“ソリューションまで提案”してくれる、という点も旧モデルと大きく異なります。具体的には専用アプリを介して、ストレッチやヨガ、瞑想の正しいやり方を指導してくれるほか、姿勢が悪く緊張しているときに通知してくれます。

なお、同アプリはiOS版が先行配信され、Android版は11月に登場予定。初年度は無料で使えますが、2年目以降は月額500円か年額5000円の追加料金がかかります。この点に関して、同社は「ビジネスモデルの変更(JINS初のアプリ課金型のサブスクリプション)」とし、「装用ハードルを下げつつ、2年目からアプリのサービスにお支払いいただく形となっている」と説明します。

また、カメラによるモーションキャプチャーを使わず、取得したデータを活用してユーザーのアバター動画を作れるiOS向けアプリ「VTUNER」(11月下旬ローンチ)も発表。同社いわく、かんたんにダイナミックなアバター動画を作成できる、とのことです。

このほか、同社は10月6日の記者会見で、頭の動きやまばたきの情報を基に、PCやスマートフォンといったデジタルデバイスを操作できる構想を掲げ、「JINS MEME CONTROLLER」として研究開発を進めていることも明らかにしました。

昨今のコロナ禍で在宅時間が増えるとともにリモートワークが浸透し、デジタルシフトに向けた各界の動きも活発化しています。テクノロジーで心身ともに健康でいられる──というメッセージ性が強く具体化されたのが JINS MEME 新モデルだと筆者は考えます。

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