JTから加熱式たばこ用デバイスのプルーム・エスのアップデート版『プルーム・エス・2.0』がリリースされます。7月2日より全国のコンビニエンスストア及び全国の一部たばこ販売店等にて販売します。本体価格は税込みで3980円。
プルーム・エス・2.0はメンソール特化型としてバージョンアップしたデバイスで、前モデルとのスペックの違いは以下の通り。充電時間及び充電サイクル、加熱プロファイルなど、初代に比べてかなり改良されています。
ではでは早速、初代プルーム・エスなどと比較しながらインプレッションを。
外見・大きさは初代プルーム・エスとほとんど変わりません。手にフィットしてくれる持ちやすさもそのまま。底面にある充電端子はtype-Cに変更されており、より現代にマッチした仕様になっています。
さて次はいよいよ吸いごたえの方をレビューしていきましょ。
プルーム・エス・2.0の大きな特徴は『メンソール特化型のデバイスである』ことと『テイスト・アクセル機能の搭載』の2点。
メンソールを常飲している方も多く見受けられますよね。筆者もその一人で、紙巻きも加熱式もメンソールのもを常飲しています。JTの推計によると加熱式たばこはメンソールを選択するユーザーが7割を占めており、メンソール感の向上を求める声が多くあったそうです。筆者も含め、気になる方は多いのではないでしょうか。
【メンソールの吸いごたえ】
まずは通常モードで初代と比較。一口目でわかるくらい改良されています。2.0のほうが、よりメンソールがクリアで、エッジの効いた味になっている印象です。それに伴い清涼感もアップしています。フレーバーも同様、クリアな味になっているので、よりフレーバーの香りを楽しめます。
そして何より、味の解像度が段違いです。初代は時間が経ってしまうと、メンソールも喫味も薄くなってしまいますが、2.0はそれが少なく最後まで美味しいスポットが続いてくれます。期待を大きく上回る進化でした。
【テイスト・アクセル機能】
テイスト・アクセル機能はより加熱温度を上げて吸うことができる機能です。glo hyperも似たようなブースト機能を備えています。
初代や通常モードに比べて吸いごたえが格段に増したのは言わずもがな。メンソールの清涼感、鼻に抜ける爽快感も向上しています。一口目はかなりガツンと来ますので強メンソール好きにはたまらないかと。
しかしながら通常モードに比べるとメンソールの寿命がかなり短い印象です。メンソールが弱まり、レギュラーっぽい喫味が増します。個人的には紙巻きに近い喫味を得られてかなり好印象ですが。「一度で二度美味しい」的な。メンソールを最後まで味わいたい方はすこし残念に感じるかもしれません。
フレーバーとの相性はそこまで良くないなと感じました。個人的には香りがキツく感じました。ノーマルのメンソールとの相性が抜群です。筆者もこの組み合わせがお気に入り。
【iQOSとの比較】
両モード共にiQOSよりもシャープで繊細なメンソールを味わうことができるのでメンソールだけを比較するとプルーム・エス・2.0に軍配が上がります。しかしその反面キック感が弱く、たばことしてはかなりライトな味わいです。より濃厚で、たばこに近い喫味を味わいたいのであればiQOSに軍配があがるでしょう。レギュラーでも同様のことが言えました。
もうひとつ、吸っているときのニオイの気にならなさはプルーム・エス・2.0のほうが圧倒的に上でした。嫌なニオイが全くしません。筆者はiQOS特有のあのニオイが苦手なのでとても気に入っている点です。
そして90分充電すれば22本も吸えてしまう長寿命....吸いすぎにはじゅうぶん注意しましょう。
以上、「メンソール特化型」の謳い文句は伊達ではない、完成度の高いデバイスでした。よりメンソールを楽しみたい方には自信を持っておすすめできます。筆者も既にかなりハマっています。
これでテイスト・アクセルの味も長持ちした日には....そう考えると今から楽しみになってしまいますね。
関連リンク:プルーム・エス・2.0製品サイト(JTオンラインショップ)