Jorge Lopez / reuters
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アンチウィルスソフトMcAfee Antivirusを開発し、セキュリティソフト分野のパイオニアのひとりとして知られるジョン・マカフィー氏が、バルセロナの刑務所で遺体となって発見されたことが報じられています。現地当局はマカフィー氏が自殺したと考えているものの、死因はまだ公表されていません。


マカフィー氏といえばパソコンを購入したことのある人なら一度は目にしたことがあるだろうアンチウィルスソフトで有名ではあるものの、近年は犯罪がらみの話題に事欠かない危なっかしい人物でもありました。

その例を挙げれば、たとえ2012年には中米東海岸にあるベリーズという国で生活していたものの、隣人を殺害する目的で殺し屋を雇ったとの容疑で告発されています。

また2014~2018年に複数の暗号通貨ICOの宣伝や各種コンサルティング、ドキュメンタリー番組制作の権利販売などで多額の収益を得たにもかかわらず「イデオロギー上の理由」から税申告をしなかったため、その後米司法省に起訴されています

2019年には、多数の武器や軍事危機を船で運搬したとの疑いでドミニカ共和国当局に逮捕。

さらに2020年には米国の政党リバタリアン党から大統領選挙に立候補するしないのゴタゴタに関連する詐欺容疑、マネーロンダリングや脱税の容疑がかけられ、その年の10月にスペイン・バルセロナ空港で現地警察に逮捕されています。今週、スペインの高等裁判所はマカフィー氏を米国に引き渡すことに合意したと報じられていました。

それでも、危険で破天荒な人物像には不思議な魅力もあるようで、マカフィー氏のTwitterアカウントは100万人を超えるフォロワーを抱えており、訃報を知った人々からはお悔やみの言葉が数多く寄せられています。マカフィー氏の最後の投稿は6月18日のもので「すべての権力は腐敗する。民主主義が振りかざす権力には気をつけろ」と記していました。

ちなみに、マカフィー氏は1994年にMcAfeeの持株を売却して会社を離れています。


Source:El Mundo

via :Reuters