粘菌(真正粘菌)といえば南方熊楠による研究でも知られ、ときには1メートルにもなるというアメーバ状の原生生物ですが、英Southampton大と神戸大の研究者が粘菌によって遠隔操作される走光性六脚ロボットを開発したとのこと。震える六本の脚でもぞもぞと光から逃げ物陰に隠れます。

なにも得体の知れない研究名コンテストに応募しようというわけではなく、単細胞でありながら外界の環境を「認識」して行動する仕組みを研究しロボティクスなどへの応用を目指すもの(のようです)。ロボットから伸びたケーブルの先はコンピュータに接続されており、六芒星型の「コントロール・ルーム」に入れられた粘菌がロボットのセンサーからの光に反応すると各脚の動きにフィードバックされる仕組み。この場合は光から逃げようとするので「負の走光性」ということになります。


この実験ではケーブルによる遠隔操作ですが、応用がすすめば将来は粘菌によってコントロールされるロボットも登場するかもしれません。鎧状のロボットを破壊すると中からアメーバ状生物が!という古典的展開が現実に。


[本家Engadget]