米Aeros社が計画する巨大な飛行機×飛行船ハイブリッド航空機「Aeroscraft」。
全長200メートルにおよぶ機体(船体?)は重量のおよそ3分の2だけがヘリウムガスの浮力で支えられ、あとはプロペラ推進と船体そのものの形が生みだす揚力で飛ぶ仕組み。この大きさにも関わらず飛行船と同様垂直離着陸ができます。

飛行船としては速く飛行機としては遅い時速約280キロしかでませんが、数百トンにおよぶ積載量と低空飛行できる低騒音・低公害性、景観を間近に見下ろしながらゆっくり飛べることを活かして空飛ぶ豪華ホテルとしての運用を見込んでいるとのこと。サッカー場ほどのキャビンには豪華な船室やプール、あるいはカジノまで載せることが可能。




巨大な積載量・滑走路不要・高燃費という特性から空飛ぶホテル以外にも当然軍用の輸送機として、あるいは店舗や工場の駐車場に直接降りることができる物流用途に、さらには飛行機では採算がとれない短距離の通勤手段としての活用も考えられるとのこと。Aerosいわく「空輸という概念を根本的に変える」飛行機械、最初のプロトタイプは2010年に完成予定。

空気より重い堅い飛行船はすでに実用化されているだけに、技術的な実現可能性は(あまり欲をかかなければ)充分あると思われますが、実際に運用するとなると航空規制当局が大変なことになりそうです。