アップルiTunes Storeへ対抗してAmazonも、というTimesなどの観測が現実になりました。プレスリリースによると、Amazon.comは今年後半からDRMフリーの音楽ダウンロード販売を開始するとのこと。参加レコードレーベルはEMIグループを含む「12000以上」。

アップルのジョブズCEOと共にビットレート2倍・DRMフリーAAC形式での販売を発表したEMIが参加するのは予想通りですが、注目はフォーマットにmp3を選んできたこと。つまりiPodやZuneはもちろん、メーカー問わずほとんどあらゆる携帯音楽プレーヤやゲーム機、PCなどで再生できることになります。ベゾズCEOの言葉は「われわれのmp3オンリー戦略は、アマゾンで購入した音楽は常にDRMフリーで、どのデバイスでも再生できることを意味する」。

一方、EMIを含む12000レーベルという書き方はつまりほかのメジャーレーベルは(まだ)参加していないという意味でもあります。ただしこれもアップル・アマゾンにつづき各社がDRMフリー販売に乗りだし、EMIの業績によい影響を与えればそのまま他レーベルに波及する可能性は十分考えられます。少なくとも、音楽を買うときに現在・将来の手持ち機器で再生できるか心配したり、音楽プレーヤを購入するときにこれまでの投資が無駄にならないか気にすることがないあたりまえの状況が近づく良いニュースとはいえるでしょう。