アキュレートな数字きたる!! (ちょっと息を整えて)、 ソニーが本日発表した06年度決算にて、ゲーム事業の営業損失が2323億円に達していたことが明らかになりました。また中鉢社長も「達成できたと考えて」いたプレイステーション3の年度内600万台生産出荷については、550万台と惜しくも目標に届かなかったことが発表されました。

この550万台はご存じの通り「生産」出荷となり、工場を出た「生産数」のようなニュアンスの数字。実際に販売店に渡ったいわゆる「出荷台数」は従来公開されてきませんでしたが、今回は約360万台というセルイン台数が語られました。つまりソニーが抱えている在庫は差の約190万台となり、「把握していない」本当の実売台数はこの360万台から販売店の倉庫・店頭に眠る台数を引いたものとなります。

また、初期型の発売時で一台につき300ドル程度の赤字とも試算された「逆ザヤ」状態については、一部チップを省略したローコスト版の投入などで改善を図っているものの、2007年度中に解消することは難しいとの予想が示されました。大根田CFOいわく、「できるだけ早く解決するよう努力する」。


さて、好調なグループ全体のなかでゲーム事業・バッテリー回収という二つの星が燦然と輝く結果となりましたが、そもそもリチウムイオンバッテリーは燃えるもの、ゲームプラットフォーム立ち上げは(一般に)赤字で始まるもの。本体の値下げやさらにスペックを向上させた上位版といった武器で本体がさらに普及し、プレイステーションの勝利を信頼したソフトハウスから魅力的な独占タイトルが次々と登場するようになり、そのあいだライバル各社が静観さえしてくれれば、初代やPS2とおなじ一強支配プラットフォームの座は簡単に掴むことができます。ネットワークに溶けるプレイステーション4、5、6、さらには鼻からキメるPS9まで、プレイステーションの御代がいつまでも続きますように。