いよいよ開幕。「続きを読む」にて更新中。
9:57AM - "WWDC 2007へようこそ。プレゼンテーションはあと2分で始まります。"
いよいよ開幕。
10:02AM - 照明が落ち、スクリーンには「どうも、Macです」CMのPCの人。「こんにちは。わたしがスティーブ・ジョブズです」。観客笑い。「今年は大変なニュースがあります。ぜひ全世界に聞いていただきたい。わたしは今日この場で辞任、アップルも解散します」。観客爆笑。
10:03AM - 「選択の余地はありませんでした。Vistaはじつによく売れている――なんと数百枚単位で。Leopardも「Wow」というやつを失ってしまう。そしてiPodにもキラーが現れました――茶色のZuneが。アップルが白旗を掲げるときです。みなさんどうか悲しまないように......
10:04AM- 本物登壇!
10:05AM - 「WWDC07へようこそ。今日はみなさんにお見せしたいすばらしいものがあります。本日の参加者が5000人を超え、アップル史上最大のWWDCとなったことを報告できるのも喜びです。」拍手。「アップルDev connectionメンバーは95万人以上、われわれの開発者コミュニティは非常に健全に、急速に成長しつつあります」。証拠の数字の羅列。
10:06AM - 「本題に入る前に、一年時間を溯ってみよう」。Time Machineか? 「つまりインテルのことだ。われわれはすべてのコンピュータをインテルに移行するというとても野心的なプロジェクトの真っ最中だった。非常に困難な、コンピュータ業界の歴史でももっとも野心的なものだった。アップル内部のチームはすばらしい仕事をした。みなさん開発者も、アプリをユニバーサル版にするすばらしい仕事をしてくれた。まあ大部分は。」
10:07AM - 「すばらしい仕事をしたグループはもうひとつある。インテル自身だ」。インテルCEO ポール・オッテリーニ登場。拍手。
10:08AM - 「ポール、受けとってほしいものがある」。John Iveがデザインしたというステンレスの記念ディスクを手渡す。オッテリーニ:「ありがとうスティーブ。アップルと仕事ができたのは、インテルでのわたしのキャリアのなかでもすばらしいことのひとつだ。だが一番いいものはまだこれから」。「わたしたちはさらにすばらしい製品を開発している」。
10:10AM - 「次はゲームについてすばらしいニュースがある。世界最大のパブリッシャーであるEAが本格的にMacに帰ってくる。」
10:13AM - さらにidのロゴが!カーマックから新発表?!
10:14AM - 今回が初公開となるiDの新世代技術。iD Tech 5。写真のシーンは20GBにおよぶメガテクスチャで生成。従来のタイル状テクスチャではなく地形からオブジェクトまでを巨大なユニークテクスチャで覆う。ゲームへのインパクトなしに任意のサーフェイスのディテールを変更できる。
10:16AM - 「E3でMac , PC , PS3, Xbox用として発表します。またE3ではMacに関してもうひとつ発表予定」。結局発表の予告だけ。
10:17AM - 「クールな発表がふたつ。だがそろそろ例の大猫のことに話を進めよう。Mac OS Xだ。」いよいよLeopardについて。現行リリースTigerはアップル史上最大の成功。2200万人のOS Xアクティブユーザ。Tigerは2/3。三分の二以上が最新リリースを使うというのは前例がない。残り23%はPanther、10%はもっと古いver。
10:18AM - 10月に登場するLeopardは基準をさらに押し上げる。6番目のOS XメジャーリリースとなるLeopardには300の新機能がある。今日はそのうち10をお見せしよう。
「その1。Leopardは新しいデスクトップを採用している」
外見の変更は透過が増えたこと、青いデスクトップではなく写真+透過するUI。新メニューバー、新ドック。「そしてデスクトップをきれいに保つ新機能"Stacks"」。拍手。
要はドックに入れられるクイックアクセスフォルダのようなもの。内容を扇状・グリッド上に展開してすばやくアクセスできる。「Download」フォルダをスタックに入れたデモ。「デスクトップが散らかる原因のひとつはダウンロードだ」。
10:23AM - スタックから直接ムービー(iPhoneコマーシャル)、PDFを開く。アプリケーションのランチャとしても使用可能。簡単に実現しているのはcore-animationのおかげ。
10:26AM - 「機能その2:新しくなったFinder!」。喝采。さらに使いやすく強力になった新サイドバー。ネットワークのほかのMacやサーバをFinderから検索可能。.Macユーザはネット経由で自分のMacとファイル共有ができる"Back to my Mac"機能が使える。FinderにもCover Flowが追加。
iTunes風に、サイドバーにはドライブ、デバイス、スマートサーチ。スマートプレイリストのようにスマートフォルダを追加可能。ネットワーク内のほかのコンピュータも同様にブラウズ。
10:28AM - Back to my Macのデモ。出先で自宅のMacにあったファイルを.Mac経由で取得。
Finderのカバーフローはなにかとんでもないことになっている。PDFやKeynoteプレゼンスライドのページをめくることまでできる。
サイドバーには「今日編集したファイル」「昨日編集したファイル」フォルダが。「共有フォルダもこうやって開ける。屋根裏に押し込んであるWindowsマシンだって......。Windows PCにもつながる」。笑い。ネットワーク内の別のMacのファイルもCover Flow。
10:32AM - 「次はBack to my Macをみせよう」。.Macに新しいタブが追加。ノートからデスクトップのMac Proにインターネット経由でアクセス。「こうやってファイルをデスクトップにドロップするだけ。Boom!」。
10:34AM - Leopardの新Finderはこんなもの。簡単な共有、Finder組み込みのCover Flow。気に入ってもらえると思っている。機能ナンバー3は「Qucik Look」。アプリケーションを開かずに即座にファイルのなかみをプレビューできる。代表的なファイルタイプすべてに対応、さらにプラグインモデルで追加することもできる。
10:35AM - Quick Lookのデモ。
10:37AM - 「Wordファイルも見られる。どんなファイルでも。全画面プレビュー。すばやくチェックできる。これがQuick Lookだ」「その4:Leopardは完全に64bit」。ベースが64bit Unixというだけでなく、Cocoaのレベルまで。パーソナルコンピュータの世界で64bitがメインストリームになるのはこれが初めて。ひとつバージョンのLeopardで32ビットアプリも64ビットアプリも同時に動く。Leopardに2バージョンはない(Vistaと違って)。
32bit対64bitデモ。巨大写真読み込み。
10:39AM - 4GBの議会図書館の画像をロード。64bitではすばやく完了、32bitではずっと時間がかかる。ズームやホワイトバランス変更。32bitバージョンの2~3倍の速度。
10:41AM - アップルの出荷するマシンはほとんど64bit対応、ほとんどのアップル製アプリが64bitの恩恵を受ける。
機能その5はCore Animation。非常に少ないコードでアプリに組み込める高品質アニメーション。自動的にGPUのアクセラレーションが効く。ちょっと信じられないくらいのデモ。大量のライブ動画のグリッドが滑らかに流れてアニメーション。「タグがついているからこのまま検索もできる。水に関係あるものを選んでみよう」。該当する動画サムネイルが前面に展開。
10:45AM - 「これがCore Animationだ。」大きな拍手。ナンバー6はBoot Camp。Leopardからは標準搭載される。CDを焼いてドライバをインストールといった手間はない。Parallels 、 WMwareと並びMacでWindowsアプリを動かすすばらしい方法。
10:46AM - Paralles / VMwareと並べたデモ。「たまにWindowsアプリを動かしたいときはこの三つのすばらしい方法がある」。その7:"Spaces"。以前から公開されていたバーチャルデスクトップ機能Spacesデモ。アプリのグループを作って"Space"に割り当て、切替etc。
ドラッグアンドドロップで操作できるバーチャルデスクトップマネージャのデモ。"Space"のひとつではWoW(ゲーム)が動いている。控えめな拍手。
その8:ダッシュボード。いまや3000+のウィジェットが利用可能。
去年から発表していたWebクリップでウィジェット化etc(去年はDilbertの漫画)。今度は映画情報Widget,etc。またディルバート、Google Trends、etc。
10:55AM - その9: iChatの新機能。高音質codecのAAC Low delay、複数タブ、フォトブースエフェクト、iChat Theater, Backdrops。また見覚えのあるiChat デモ。相手はPhil Schiller。「やあスティーブ。キーノートの調子はどうかな」。
10:57AM - 画面のPhil がkeynoteプレゼンover iChatをデモ。ムービーをiChatにドラッグすればそのままストリーミング開始。
各種エフェクト。iChatにドロップしてストリーミングするiChat TheaterはQuick Lookに対応するすべてのファイルタイプで可能。
11:00AM - フォトブースエフェクトのデモ。ホログラム風、口だけ合成するPhotoマウスエフェクト(MSのバルマーの顔にPhilの口で「Macは最高だね!」)。喝采。

11:02AM - 「ありがとうPhil。スティーブ(バルマー)にわれわれのキーノートに出演してもらうにはああするしかない。iChatは以上。10番目は:もちろんTime Machine」。昨年とおなじくTime Machineの概要説明。誰でも意識せずに使える世代バックアップ。


11:03AM - ローカルドライブやネットワークサーバに自動バックアップ。ワイヤレスでも。なにかあったときはSpotlightで過去のファイルを探してQuick Lookでプレビュー。1クリックでリストア。Mac全体をリストアすることもできる。デモ。
「(略) Boom!」


11:08AM - 「いま説明したのは300以上あるLeopardの新機能からほんの10個にすぎない。(開発者には)今日からコピーをお渡しできる」。「ベーシックバージョンが$129、プレミアムが$129...」。笑いと拍手。「さらにビジネスエディション $129! Ultimateバージョン! 全部入りで$129だ」。ジョブズの声が聞こえないほどの喝采。


もちろん「one more thing....」



Safari for Windows発表!
ブラウザのシェアはIE が約78%、Firefox 15%、Safari 5%、そのほか2%。Windows版でさらにSafariのシェアを拡大。


JS実行速度 / HTML レンダリング性能の比較。IE 4.6秒、Firefox 3.7秒、Safari 2.2秒。「IEの2倍以上の速度。世界でもっとも先進的、かつWindowsで最速のブラウザだ」。Firefoxの1.6倍早く、Google / Yahoo検索組み込み。デモ。



11:15AM - Windows上でiBench対決。Safariで6.64秒、IEでは13.56秒。iTunesとおなじくダウンロードで提供。ベータは本日から。SafariはOS X版、XP版、Vista版の3バージョンに。
「Leopard、Windows版Safari...最後にもうひとつ。もちろんiPhoneだ」。喝采。

11:16AM - 「出荷は6月29日、あとほんの18日。発売は午後6時からになるはずだ。さて、では開発者についてはどうなる?」。大きな拍手。

「iPhoneをセキュアに保ちつつ、サードパーティの開発者によいアプリを書いてもらいiPhoneの機能を拡大する方法について努力してきた。そしてとてもSweetなソリューションに辿り着いた。説明しよう。モバイルデバイス用のアプリケーションを開発するイノベーティブな新手法......iPhoneには完全なSafariエンジンが組み込まれていることに基づいている」。

11:18AM - 「だから、iPhoneの(ネイティブ)アプリとまったく同様に見え、動作するWeb 2.0やAJAXなアプリを書くことができる。iPhoneのサービスとも完全に統合できる。通話もできるし、メールチェック、(組み込みの)Google Mapを検索など......。アプリの配布についても心配無用。ただインターネットのサーバに置けばいい。アップデートもサーバ上で済む。iPhone上のセキュアなサンドボックス内で走る。しかもSDKは不要!現代的なウェブアプリを書ければそれで事足りる」。



11:19AM - デモ。iPhoneソフトウェアVP Scott Forstallが登壇。「皆さんのアプリからiPhoneのネイティブサービスを利用できます......」。

11:21AM - LDAPを使った企業用カスタムアドレスブックのデモ。すべて完成させるまでに1人月以下、600行以下。標準のcontactアプリにvCard表示。「ウェブアプリから通話したり、標準のメールを使ってメール送信、アドレスをタップしてGoogle Mapsで表示、etc」。

ジョブズ:「今朝はLeopard、Safari for Windows、そしてiPhone用のアプリを書くすばらしい開発方法について説明した」。
「WWDCを楽しんでほしい。われわれが取り組んでいるものを気に入ってくれることを願っている......ご静聴ありがとう!」

これにて終了!
11:00AM - フォトブースエフェクトのデモ。ホログラム風、口だけ合成するPhotoマウスエフェクト(MSのバルマーの顔にPhilの口で「Macは最高だね!」)。喝采。
11:02AM - 「ありがとうPhil。スティーブ(バルマー)にわれわれのキーノートに出演してもらうにはああするしかない。iChatは以上。10番目は:もちろんTime Machine」。昨年とおなじくTime Machineの概要説明。誰でも意識せずに使える世代バックアップ。
11:03AM - ローカルドライブやネットワークサーバに自動バックアップ。ワイヤレスでも。なにかあったときはSpotlightで過去のファイルを探してQuick Lookでプレビュー。1クリックでリストア。Mac全体をリストアすることもできる。デモ。
「(略) Boom!」
11:08AM - 「いま説明したのは300以上あるLeopardの新機能からほんの10個にすぎない。(開発者には)今日からコピーをお渡しできる」。「ベーシックバージョンが$129、プレミアムが$129...」。笑いと拍手。「さらにビジネスエディション $129! Ultimateバージョン! 全部入りで$129だ」。ジョブズの声が聞こえないほどの喝采。
もちろん「one more thing....」
Safari for Windows発表!
ブラウザのシェアはIE が約78%、Firefox 15%、Safari 5%、そのほか2%。Windows版でさらにSafariのシェアを拡大。
JS実行速度 / HTML レンダリング性能の比較。IE 4.6秒、Firefox 3.7秒、Safari 2.2秒。「IEの2倍以上の速度。世界でもっとも先進的、かつWindowsで最速のブラウザだ」。Firefoxの1.6倍早く、Google / Yahoo検索組み込み。デモ。
11:15AM - Windows上でiBench対決。Safariで6.64秒、IEでは13.56秒。iTunesとおなじくダウンロードで提供。ベータは本日から。SafariはOS X版、XP版、Vista版の3バージョンに。
「Leopard、Windows版Safari...最後にもうひとつ。もちろんiPhoneだ」。喝采。
11:16AM - 「出荷は6月29日、あとほんの18日。発売は午後6時からになるはずだ。さて、では開発者についてはどうなる?」。大きな拍手。
「iPhoneをセキュアに保ちつつ、サードパーティの開発者によいアプリを書いてもらいiPhoneの機能を拡大する方法について努力してきた。そしてとてもSweetなソリューションに辿り着いた。説明しよう。モバイルデバイス用のアプリケーションを開発するイノベーティブな新手法......iPhoneには完全なSafariエンジンが組み込まれていることに基づいている」。
11:18AM - 「だから、iPhoneの(ネイティブ)アプリとまったく同様に見え、動作するWeb 2.0やAJAXなアプリを書くことができる。iPhoneのサービスとも完全に統合できる。通話もできるし、メールチェック、(組み込みの)Google Mapを検索など......。アプリの配布についても心配無用。ただインターネットのサーバに置けばいい。アップデートもサーバ上で済む。iPhone上のセキュアなサンドボックス内で走る。しかもSDKは不要!現代的なウェブアプリを書ければそれで事足りる」。
11:19AM - デモ。iPhoneソフトウェアVP Scott Forstallが登壇。「皆さんのアプリからiPhoneのネイティブサービスを利用できます......」。
11:21AM - LDAPを使った企業用カスタムアドレスブックのデモ。すべて完成させるまでに1人月以下、600行以下。標準のcontactアプリにvCard表示。「ウェブアプリから通話したり、標準のメールを使ってメール送信、アドレスをタップしてGoogle Mapsで表示、etc」。
ジョブズ:「今朝はLeopard、Safari for Windows、そしてiPhone用のアプリを書くすばらしい開発方法について説明した」。
「WWDCを楽しんでほしい。われわれが取り組んでいるものを気に入ってくれることを願っている......ご静聴ありがとう!」
これにて終了!