Vortex HC LLC社の開発した四輪壁登りロボ。ロボットものがお好きな方はとりあえず続きのYouTube動画からどうぞ。VMRPは単なる箱のような外観ながら、垂直で粗い面をトリック撮影かと思うくらいするすると登り移動します。監視用のカメラアームを備え映像を見ながら無線操作できるほか、本体に各種センサや演算装置を載せて自律動作も可能。想定される用途は捜査当局や情報機関による監視、盗撮、情報収集。

一体どんな仕組みで動いているのか、こんなものがこっそり窓の外に忍び寄ってきたらイヤだと思いつつ動画を後半まで見るとあっさり原理が判明します。"VMRP"はVRAMモバイルプラットフォームの略、"VRAM"はVortex Regenerative Air Movement。サイクロン掃除機のような渦で空気を吸い出して張りつく仕組みとのこと。つまりスパイダーマン・ロボCity Climberの親戚

メーカーは「低ノイズ:騒音を最小化」「従来の方式より効率的で静音」と主張するものの、動画の後半をみるかぎり壊れかけた掃除機並みの騒音源。速度は優秀なものの、こっそり忍び寄られる心配はなさそうです。生物系壁登りロボは昆虫をモデルにした6本脚のSpinyBot、ヤモリとおなじくファンデルワールス力で張りつくStickyBotを参照。