販売開始から数時間も経たないうちに分解されたり力任せに破壊されていたiPhoneですが、専門家による分解報告もでてきました。調査会社Portelligentの分析によると、iPhoneに使われている部品代は4GB版でおよそ$200、8GB版はフラッシュメモリチップの分加算して$220程度と推測されるとのこと。つまり1月のiPhone発表後にiSuppliが公開していた試算とそれほど違わない範囲になります。

採用されているパーツのうちもっとも高価と考えられるのは異様に強靱らしいタッチスクリーン。独Balda社の技術による(と考えられるものの刻印などはない)部品で、推定価格はiPhone一台につき$60ほど。ただしユニークなものであるため推測も難しく、PortelligentのCEO David Carey氏いわく「これまでに見たどんなものとも似ていない」。

もうひとつの主要部品の供給元とみられるのはメインチップ(アプリケーションプロセッサ)とフラッシュメモリのサムスン。アップルの秘密主義はチップレベルで徹底しているらしく刻印は部品メーカーのロゴではなくアップルロゴになっているものの、シリアルナンバーからやはりARMライセンスのS3C640またはその派生品とみられています。そのほかの「と推測される」メーカーはパワーマネジメント系チップのTI、フィリップス、Linear Technology、ラジオ関連でInfineon、Skyworks、RF Micro、Marvell、縦持ちと横持ちを認識する加速度センサーにSTMicroなど。

最終的な製造コストはこのパーツ代にアソンブル アセンブリ費用そのほかを載せたものとなります。開発費用や宣伝費用も莫大と思われるiPhoneですが、iPodからの伝統である「原価半分くらい」は今回も守られているようです。