Science + Sonsの"Phonofone"はヘッドホンを接続して音楽を聴く「ヘッドホンアンプ」。といってもソースの電気信号をヘッドホン用に出力するのではなく、ヘッドホンのアナログ出力をエクスポネンシャル形状の導管により音響工学的にインピーダンス整合する装置。もう少しまじめに言うと「ヘッドホンにつけるラッパ」。チューブが巻き付いた中央部分はiPodやポータブルプレーヤを置くトレイになっており、ヘッドホンはとなりの穴に取り付けます。単なる管なのでもちろん外部電源もバッテリーも不使用。

肝心の音については作者いわく「to up to 55db」とうさん臭い表現がされていますが、もう少し具体的には「ノートPCのスピーカーを最大音量にしたくらい」。材質はセラミック製。音楽鑑賞目的の実用品というよりは彫刻・アートというべきものですがちゃんと販売もされており、写真のPhonofonics IIタイプは200台限定で875カナダドル、約10万円ほど。もっと単純な形状のタイプI は450カナダドル、約5万3000円。デジタル音楽プレーヤを真空管アンプに接続して「暖かみのある音が」云々という高尚な趣味をお持ちのかたはお求めになってみてはいがかでしょうか。


(おなじデザインスタジオの公園化盆栽鉢「Park Planters」もおすすめ。一部18禁です。)