(イベント開始は日本時間8日午前2時から。現地チームの最速LiveBlogはこちら)
8:51AM (現地時間) やや早く現地入り。まだ入場待ちのプレスはまばら。開始は現地10時から。
9:27AM: いつもの面々が揃い始める。VIPに報道陣。入場まであと15分ほど。
9:38AM: ようやく入場。と思えば中でまた待機中。
9:54AM: 会場入り。ステージのうえには幕を被った謎の物体。かなり大型のディスプレイかiMac。ほかの製品はみつからず。
10:01AM: ジョブズなにげなく登壇。「おはよう。今日はお集まりいただいてありがとう。」
10:02AM: 「アップルのキャンパス内という親しみのある環境でカンファレンスを開けるのはうれしいことだ。まずMacからはじめよう。 この12か月はMacにとってすばらしい期間だった。」 Macプロダクトラインは大成功している。「今日はiMacにフォーカスしよう」。
10:03AM: 「iMacはオールインワンデスクトップ。われわれはこのデザインを開拓した。現代はオールインワンの世界だ。電話、iPodく、ノートブック」。デルの画像を出して揶揄。
10:05AM: 「必要なものを全部、すっきりとまとめる。iMacは大成功した」。さらによくするためにはどうしようか?Pro製品でよく使っている2つの要素がある:アルミとガラス。
10:06AM: 「これが新しいiMacのデザインだ。これが新iMac。ほんとうにゴージャス。」 I/Oポートはすべて下部に。USB 2.0, Firewire 400, Fireiwre 800。スロットローディングのスーパードライブ。iSightカメラとマイク。ネジひとつでメモリの追加ができる。新iMacは20インチと24インチ、どちらもつやつやデザイン。「消費者はつやつやディスプレイが大好きだといっている」。
10:08AM: 「キーボードも新しい。もうウェブで見かけたかもしれない」。USB ポート x2、0.33インチ、輝度調整やexpose、メディアコントロール、ボリューム、光学ドライブのイジェクトも含むフルキーボード。「ワイヤレスは?」。あたらしいコンパクトなワイヤレスキーボード。Bluetooth 2.0。おなじホットキーつき。
10:10AM: 「では中身はどうだろう?」最大2.4GHz のCore 2 Extremeプロセッサ、最大4GBメモリ、ATI Radeon HDグラフィックカード、最大1TBのHDD。802.11無線LANとBluetooth 2.0を内蔵。モデルは? これまでは17, 20, 24インチ。新モデルは24インチを$200下げて$1799、20インチはそのまま$1499、17インチを$1199のモデルで置き換える。
10:11AM: 「アルミとガラスのデザイン。コンシューマからの反応は非常にいい」。プロの反応は、iMacがもっとProにみえる。非常に高品質のプラスチック、アルミ、ガラスを採用した。すべて本日発売。
10:12AM: 「新しいCMを見てみたいかな?」。アルミiMacがゆっくり回転。だけ。
10:14AM: Mac miniはまだ存続するらしい。
「よし、次はMacで走るアプリケーション。アップルはデジタルライフスタイルアプリケーションというカテゴリを発明した。コンピュータはデジタルライフのハブだ。PC業界でわれわれはますます先を行っている。iLife 08を紹介しよう」。
iLifeの登場以来最大の変化。iPhoto, iMovie, iWeb, iDVD, GarageBand。
10:18AM: iPhotoには"Events"追加。写真を自動的に"Events"単位に分類。日付ベース。一日に2イベントだったとの分割や複数日にまたがるイベントのまとめも容易。アルバム管理の新技。
10:25AM: iPhoto 08の改良点。一時的に非表示にするフィルタ、画質調整を「コピー」してほかの写真に一括適用。実際にデモしつつ解説。
10:27AM: iPhotoのデモ終了。一応拍手。
10:30AM: 次は.Macのアップデート。「.Macの登録者は170万人。今日の発表の後はさらに増えるだろう」。.MacとiPhotoが結婚した .Mac Web Gallery発表。iPhoto 08とWebを統合。1ボタンで共有。自動アップロード。「ユーザにはリッチなWeb 2.0エクスペリエンスを提供する」(ジョブズが「Web 2.0」って言った?)。どんなブラウザでも対応。mosaicでも。許可を設定すれば印刷品質のダウンロードもできる。一般のユーザが外からメールで写真を追加できる。追加された写真はiPhotoライブラリに統合される。
10:32AM: iPhoneにも"Send to Web Gallery"を追加。iPhoneから送ることも、iPhoneでウェブギャラリーの閲覧も。iPhone統合デモ。
10:35AM: ダウンロード・アップロード・メール経由アップの可否、アクセス許可のパーミッションは「全員・友人・家族」から設定。「ウェブアプリケーションがデスクトップのiPhotoそのままに機能する。真のWeb 2.0アプリだ」。続いて共有・ウェブアップロードのデモ。
10:38AM: 次はiMovie。すべてのビデオをまとめるライブラリに。
10:42AM: iMovieデモ。
(ここからはiLife各アプリのデモが続く。アップデート内容まとめはiLife '08発表を参照)
GrageBandデモ。
11:59 AM:以上がiLife 08のアップデートされたアプリ5本。新Macにはプリインストール。単体は$79。「地球上で一番お買い得なバーゲンのひとつ」。本日発売。
11:01AM: .Macもアップデート。iPhotoと統合されたWeb Gallery。10GBストレージ。年間$99.95。
11:05AM: iWork 08。Keynote , Pagesと
11:09AM: 表計算アプリ "Numbers"が追加。
11:12AM:「Numbersでアップルのプロダクティビティ・スイートは完成した。iWork '08は$79、本日発売」。
11:13AM: アップルCOO Tim Cook, プロダクトマーケティングEVPのPhil Schillerがステージに。質疑応答タイムから主要なものをまとめ。
11:14AM:「MacとiLife / .Mac / iWorkのエコシステムをどうマーケティングしますか? すごくシームレスに統合されていることを伝えるには?」
ジョブズ:「われわれにはすばらしい顧客ベースがある。ユーザが友人にみせて、見せられた方は嫉妬することになるだろう。」
「Intel Insideのプログラムに参加していない理由は。Macに例のステッカーが貼っていないのは?」
ジョブズ:「これはなんといおうか。自分たちのステッカーのほうが気に入ってるから。誤解しないでほしいが、インテルは大好きだ。われわれのOSととてもうまく調和している。Macにインテルのプロセッサが入っているのは誰でも知っているから、(プロセッサよりも)中身の製品について説明している」。
「iMacの薄さは?」
ジョブズ:「すごく薄い。すぐに実物に触ってもらえるが、かなり薄くなった。」
「アップル製品の2/3はモバイル側。Mac側の将来は?」
ジョブズ:「デスクトップはいまだに重要。ノートのミニチュアライぜーションの必要がない。より大きなキーボード、スクリーンをより少ないコストで提供できる。デスクトップとノートの両方を持ちたがるユーザもいる。iMacには明るい将来があると考えている。」
「Mac miniの話題がなかった。Mac miniはどうなる?」
Tim:「Mac miniも本日リフレッシュした」
「アドセンスについて。AppleとGoogleの関係は?」
ジョブズ:「Googleとはさらに協力を強めている。バックエンドを提供してくれる。Googleもアップル製品が大好き。」
11:20AM: 「iPhoneについては。現状どの程度満足しているか」
ジョブズ:「iPhoneは確かな大成功をしたと考えている。また、世間の大部分もおなじ意見だろう。現状に非常に満足している。」
「Apple TVについては?」
ジョブズ:今日はMacについての発表。Apple TVについては近いうちに発表できるニュースがいくつかあるが、今日お話しすることはない。
「AMDのチップについては?」
ジョブズ:「われわれはインテルのチップを使っている」
「iMacのビジネス利用について」
Tim:ビジネス利用は大きく拡大している。Macの成長の多くの部分はビジネス向け。
11:25AM:「iPhoneではマルチタッチを採用した。Macでは?」
ジョブズ: 「iPhoneでは意味があったが、Macでも役に立つかははっきりしない。研究課題」。
11:30AM: 最後の質問。「アップルはマスマーケットより少数のエリートに受けるという意見がある。目標はPCをマーケットシェアで追い抜くことか。」
ジョブズ:「目標は世界で最高のPCを作ること、家族や友人に勧められるなにかを作ること。この業界にはわれわれなら販売しないというものもある。くずを出荷することはできない。超えられない一線がある。だが、われわれは業界で一番のパーソナルコンピュータを作りたいと思っている。アップルの製品は、普通はプレミアム価格ではない。競争相手のコンピュータの値段を考えて、こちらにしかないものを加えてみれば、われわれの製品には競争力がある。われわれの製品は簡易版というわけではない。比べれば好意的に受けとられている。今日は集まっていただいてありがとう。」