PS3を外付けDSPボックスに使う音響測定ソフト

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2007年08月20日, 午後 07:00 in cell
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ソニー プレイステーション3に搭載されているCellといえば単なるゲーム用というよりはさまざまなメディア処理アプリケーションに利用されることを想定した一芸プロセッサですが、株式会社フィックスターズからPS3のCellを使うリアルタイム音響測定用ソフトウェアRT-IR01が発表されました。マイク・スピーカーとアンプ、PCを組みあわせて音響伝達特性をリアルタイム測定・分析するアプリケーションで、コンサートホールや映画館、あるいは個人のリスニングルーム・ホームシアターといった場所でのオーディオチューニングをおこなうためのもの。

システムとしてはPS3をイーサネットケーブルでPCにつなぎ、純粋なDSPボックスとして使用します。音響特性の測定にはプロ向け機材のFFTアナライザでは高価、汎用コンピュータで使えるソフトでは演算力が不足しがちという問題がありましたが、RT-IR01では安すぎたかもしれないほど安価なPS3とPCを組みあわせることでオーディオマニアでも手が出せるシステムを実現。アプリケーションの操作やグラフの描画といった処理はPCでおこない、音響解析に必要となるFFT(高速フーリエ変換)演算は得意なPS3に任せるという分業となっています(どれくらい得意かというとダスティン・ホフマンに床に落ちたマッチを数えさせるくらい)。

パッケージはPS3用のブートイメージとPC用ソフトウェアで提供され、価格は1ライセンス20万7900円。先着100ライセンスまで半額の10万3950円。一般向けのアプリケーションではありませんが、"SACD"がなにかを正確に把握し現実に所有してさえいるような層へのアピールを強めるPS3の優位がまた証明されたニュースです。この方面での活躍が続けばタイレシオもますます未踏の領域に達することが期待できます。
 
 

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