プレスリリースによると、インテルは物理エンジンHavokで知られるHavok Incを買収、Havokはインテル傘下の子会社として運営されるとのこと。

Havok社の"Havok Physics"はゲームや映像分野で利用されるいわゆる物理シミュレーションエンジン / ミドルウェアで、たとえば爆発シーンでオブジェクトがお互いに衝突しつつ飛散したり、積み重なったものが崩れたりといった挙動を与えるソフトウェア。

採用されているのはたとえばBioShock、Halo 2、ハーフライフ2、The elder scroll IV:オブリビオン(物理演算ドミノ)、クラックダウン(ライオットアクト)、ロストプラネット:Extreme Condition、モーターストーム、Strangleholdなど。havokそのものは意識していなくてもロゴは見かけたことがある人は多いはず。

Havok CEOのDavid O'Mearaのコメントは「インテルのテクノロジーへの投資とカスタマーリーチの規模は、Havokが新しい市場セグメントに向けた新しい製品でよりすばやく成長することを可能にします。Havokの技術とカスタマーノウハウ、そしてインテルのスケールは勝利への組合せだと確信しています。」

さて、気になるのは今後ますます利用が進むはずの物理エンジン/ソフトウェアとハードウェア / プラットフォームの将来への影響ですが(havokのライバルAgeia PhysXが主張する物理演算プロセッサという発想は生き残るのか、GPUベンダの主張するようにGPUが分担するのか、idのカーマックが主張するようにCPUのマルチコア化に吸収されるのかetc)、プレスリリースによればHavokはインテルに吸収された後も従来のオペレーションを維持して全プラットフォーム向けの製品を提供するとのこと。「髪の毛一本がそよぐだけで面白い」「あひるちゃんはあひるちゃんの理屈でぽちゃぽちゃする」ことのすばらしさを伝えるべく従来以上にPhysicsが重視されることに期待したいものです。

[Thanks, Yubal]