お掃除ロボのRoombaや各種の軍用ロボで有名なロボットメーカーiRobotから、新カテゴリの家庭用ロボット「ConnectR」が発表されました。ConnectRはいわゆる「テレプレゼンス」ロボットにあたる製品で、ビデオカメラ・マイク・スピーカーという「目・耳・口」を持ったロボをインターネット経由でコントロールすることにより遠隔地の分身として機能するもの。用途はたとえば出席できない集まりに自宅や仕事場から参加したり、遠方の家族とコミュニケートしたり、あるいは外出中・旅行中にペットや子供を監視したりetc。

ハードウェアとしてはRoombaやCreateといったiRobot社の家庭用ロボットシリーズとおなじ円盤状プラットフォームを採用。広角から16倍ズーム・220度チルトが可能で文字も読めるビデオカメラ、直接会話できるステレオマイクとスピーカー、操作者の「ムード」を表すLEDライトなどを搭載。本体は車輪で自由に動き回ることができます。バッテリーは充電式、電池切れで困らぬようセルフ充電ステーションも付属。

リモートからのコントロールにはWindows PC用のアプリケーションを使い、キーボード・マウスや付属のジョイスティックで操作可能。ネットワークにはインターネット上にiRobotがセットアップするVPNを利用します。通信はプライバシー保護のために暗号化・パスワード保護されるほか、一台のConnectRを10人までのユーザで共有することが可能。

展開予定はまず年内に少数のテスター向けに$99で販売するパイロットプログラムを開始。そののち市販されるバージョンの価格は$499.99を予定。テレプレゼンスロボといえば企業向けのなんだかすごいもの、あるいは高価なホビーロボットの一機能としても提供されていますが、ConnectRはiRobotの定評ある足回り、本格的なカメラやマイク、なにより$500と安価で簡単セットアップという本気で普及を狙っている点が注目です。

自宅用や遠方の家族用に一台欲しい方も多いと思われますが、例に挙げられている「仕事で帰れないときも子供に本を読んで寝かしつける」を幼少時から多用しすぎると、「うちのパパ / ママは丸いロボットで、たまにだっこ機能もついた二足歩行版があらわれる」と信じられてしまうかもしれません。


ギャラリー: iRobot ConnectR