すでに販売中の地域では人気商品となっているAsusの低価格ミニノート Eee PCですが、やや芳しくない話題がでてきました。誕生日のプレゼントとして(自分に) Eee PCを購入してあれこれつついてみたCliff Biffle氏によると、Eee PCにはLinuxのコードにAsusが独自改変を加えたカーネルモジュールが使われているものの、その部分のソースコードが提供されていないとのこと。

Eee PCにはLinuxのひとつXandrosをベースにしたデスクトップ環境がプリインストールされており、Linuxについては当然GPL、つまり勝手に使えるかわりに改良・改変した分を秘密にしてはならないライセンスが適用されます。Biffle氏によればAsusのサイトにはEee PC関連のソースコードとされる1.8GBのtarballが落とせるようになっているものの、製品に使われているバージョンではない.debとカーネルヘッダが含まれていただけ。

というわけでソースコード開示義務を果たしていないライセンス違反状態ではありますが、一方でEee PCのマニュアルにはちゃんとGPLのライセンス条項が載っており、サイトにも(中身はともかく)いちおうソースコードを置こうとしていることから、おそらく単なる認識不足か手抜きであろうと推測されているようです。ここでAsusの担当者がメルトダウンをおこして「罠にはまった」「うちの製品にリナックスは金輪際使わない」とでもいいだせば俄然面白くなってくるのですが、なにか特殊な事情でもないかぎり、いずれちゃんとしたソースを公開して終わりという解決になるのではないでしょうか。

[Via Slashdot]

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