正式発表が来ました。パイオニアはディスプレイ事業の構造改革として、「今後想定される販売数量でコスト競争力を維持することは難しいと判断」したプラズマディスプレイパネルを、次期モデル搭載分をもって自社生産から外部調達に切り替えることを発表しました。

調達先は詳細が決まりしだい発表とされていますが、記者会見での須藤社長発言によれば事前の報道どおり松下と交渉中であるとのこと。「KURO」に象徴されるパイオニアの独自技術については、「当社の持つ技術を盛り込むことを含めて」調達先と協議中。

ディスプレイ事業そのものについては、今後もホームエレクトロニクス事業のブランドイメージを牽引する中核商品として位置づけられます。ホームエレクトロニクス事業全体としては、ディスプレイと連携したAV製品(ネットワーク、ワイヤレスに対応、高画質化・高音質化技術を盛り込む)またBD関連製品(自社開発は世界市場で売れるプレーヤーに集中)の売上拡大による収益性改善に重点をおき、22年3月期における黒字化を目指すとしています。

またシャープとの業務提携については、パイオニアブランドの液晶TVを今秋の欧州から販売、「KURO」シリーズを継承する高品位液晶TVの共同開発、BD用ピックアップの共同開発、超薄型TV用音響システムの共同開発などが挙げられています。

業績への影響は、PDP生産設備で190億円の減損が見込まれることから、20年3月期の連結業績予想を純利益60億円からマイナス150億円へ(差し引きして190億円以上落ちているのは繰延税金資産の評価に伴い税金が20億円増えているから)。すごく黒い松下製プラズマ、KURO液晶テレビに期待します。

Read (pdf) - ディスプレイ事業の構造改革および企業価値向上に向けた取り組みについて