必ずしも製品につながるとは限らないアップルの発明を発掘して邪推を加えるシリーズ。米特許局に出願されたアップルの「Head mounted display system」はレーザーを使ったメガネ型ディスプレイに関するもの。アブストラクトによれば、メガネ部分と外付けのレーザーライトエンジンを光ファイバーで接続することにより、メガネ側にレーザー発振部とイメージング部を載せる一体型設計より小型軽量かつ見苦しくないHMDを実現する、という技術のようです。メガネ側のディスプレイにはくさび形のレンズにMEMSベースのマイクロミラーで光をあてるシースルー型の例が使われています。

応用例のひとつとして解説されているのは「ユーザーはハンドヘルドビデオプレーヤ(例えばカリフォルニア州クパチーノのアップルコンピューター製 iPod)を、ベルトに取り付けたコンパクトなレーザーエンジンに接続し、ヘッドセットを着用することにより」 ウェアラブルディスプレイでiPodの動画を視聴でき、電源を切っているときは「単なるメガネ」にみえるといった内容。

21世紀にもなって腰からメガネにケーブルを伸ばすのはあまり嬉しくありませんが、アップルから見苦しくないHMDが登場する(可能性もゼロではない)と想像するとちょっと幸せになれます。iPodの白いヘッドホンケーブルのように「ケーブルが伸びた分厚いゴーグルが格好良い」という方向に世間の方を変える気かもしれません。

[Via Unwired View]