AMOLEDディスプレイを採用したポータブルプレーヤ iriver SPINN が iriver japanから正式発表となりました。SPINNはiPhone 3Gを細身にしたくらいのサイズ・約70gの本体に3.3インチ480 x 272解像度のアクティブマトリクス有機ELディスプレイを搭載、音楽・動画再生のほか録れるFMチューナーやボイスレコーダ、Flash Lite 2.1再生、さらにBluetooth v2.0+EDR対応と多機能・高性能なポータブルプレーヤ製品。タッチスクリーン操作のほか、特徴的なジョグホイール+側面のスイッチでの片手ナビゲーションにも対応します。

AMOLEDディスプレイといえばおなじiriverのclix 2でも採用されていましたが、clix 2の320 x 240・2.2インチに対してSPINNは480 x 272 (PSPとおなじ)・3.3インチとさらに大型・高精細。液晶ディスプレイにはバックライトが透けて黒が明るい灰色だったり、視野角やバックライトのムラで左右の目に違う画が映ってチカチカしたり、あるいは残像で滲んだりといった問題が気になるものが少なくありませんが、SPINNは有機ELの高コントラスト・広視野角・高速な応答速度といった特性を売りにしています。

音楽・動画再生機能としては、一般的なMP3・WMAのほかOgg Vorbis、さらにロスレスのFLACにも対応するのがポイント。カタログ上の対応動画形式はいずれもネイティブ解像度・30fpsまでのMPEG 4 SP (ビットレート~1Mbps) / WMA9 (~850kbps) / XVID (~1Mbps)。WMA / WMVについてはWindows Media DRM 9に対応します。ファイル転送はドラッグ&ドロップなり任意のソフトウェアを使用できるUMS、またはDRMファイルを扱う場合はMTP版のファームウェアも利用可能。滑らかにアニメーションするユーザーインターフェースを載せた副産物というべきか、Flash 2.1のSWFファイルを再生できるのもちょっと面白い機能です。

Bluetooth 2.0+EDRの対応プロトコルはA2DPおよびAVRCP。つまりBluetoothヘッドホンを使えばワイヤレスで音楽が聴けて簡単なリモコン操作が可能。バッテリーは音楽20時間・動画5時間。ストレージは内蔵 8GBのみ、価格は2万7800円。10月10日よりiriver オンラインストアで予約受付開始、10月下旬より出荷予定。直販限定の製品ながら、大型のAMOLEDディスプレイはもちろんA2DP / AVRCP対応Bluetoothを内蔵、Ogg / FLACそしてマスストレージ転送などiPodで満足できない理由のある人にはかなりピンポイントな仕様です。iPhone 3G / EMONSTER Lite (HTC Touch Dual)と並べたサイズ比較は下のギャラリーから。続きはIFA 2008 出展時のビデオリポート。