Psionの「Netbook」商標騒ぎ、広告付きの一般Blogも標的

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2008年12月30日, 午前 07:33 in cease and desist
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PDA「Psion」シリーズの英Psion Teklogixが突如「"Netbook"は当社の登録商標であり勝手に使用することまかりならん」と主張し始めた件について、Psionの代理を務める法律事務所 Originが詳細をコメントしています。ネットブック / 低価格ミニノート関連のウェブサイトに対していわゆるC&D (Cease and Desist, 停止・取り下げ要求)が送られてきたことから話題となった今回の騒ぎですが、第一報を伝えたjkOnTheRunにOriginの担当者が語ったところでは、現時点での法的要求は95%が「Netbook」のメーカーや小売店へ、残り5%が「"Netbook"という語の使用から直接経済的利益を得ている」ウェブサイトなどへ向けられており、単にネットブック製品を話題にしたりレビューしている一般のBlogやサイトは対象にしていないとのこと。

では「商標 "Netbook" から直接、経済的な利益を得ている」か否かをどう判断しているかといえば、Originいわく"Netbook"の語を含む製品または小売店などの広告を掲載している、あるいはアフィリエイトなど利益を目的としたリンクを張っている時点で黒。つまり個人が運営していても、普通にアフィリエイト広告などを貼りつけているだけで(Psionの商標が有効な地域で、Originの主張によれば) アウトということになります。

またGoogleのAdSenseなど、文脈依存でサイト管理者側が 内容をコントロールできない場合については、「現時点では」Netbookという語を使う小売業者への対処を優先する(が、あくまで認めるわけではない)との回答です。事実関係としてはPsionはたしかに90年代終わりに"Netbook" "Netbook Pro"の商標を数カ国で取得しており、製品そのものは数年前に販売終了しているものの、現在もアクセサリなどは販売していると主張しています。


そもそもインテルが「ノートブックじゃなくて別の分野。ネットブックです」と言いだした時点で主張せずずいぶん長く潜航していたなという印象ですが、「ちゃんとインテルに断って」Wind Netbookを製品名にしたMSIや小売店などにとっては面倒な話です。ただ、インテル語としてのネットブックが定着しないうちに本来まったく別のカテゴリを指す語だった「UMPC」を低価格ミニノートの総称として用いる誤用が知識の薄い層を中心にいつのまにか定着しつつある国では、どこかが「ネットブック」の権利を主張したとしても影響は軽微かと思われます。
 
 

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