ついに発表となったAmazon Kindle 2の実機ギャラリーとデモ動画をお届けします。KindleはE-Inkの電子ペーパーディスプレイを採用した電子ブックリーダー。WWAN接続機能を内蔵してPCなしに直接Amazonから書籍を購入したり、新聞やBlogの更新を受けられるのがポイントです。

新型 Kindle 2は厚さ約9mmと非常に薄くすっきりしたデザインになり、バッテリー駆動時間が25%増加 (1充電で約2週間、WWAN常時接続 Onでは約4日)、内蔵ストレージが7倍 (約1.4GB、15000冊分)になったモデル。本体機能としてはテキストの読み上げや改良されたポップアップ辞書、複数のデバイスでしおり情報を同期するWhispersyncなどが加わりました。また電子ペーパーの弱点である書き換え速度が20%速くなっています。

サイズや実際に手に取った感覚が伝わるのは上のハンズオンギャラリー、初代の変な形がつくづく分かる比較ギャラリーは下のサムネイルから。続きにはアマゾンのベゾスCEO演説抄訳と実際のデモ動画 x2本。

ギャラリー: Kindle 2 実機ギャラリー







スティーブン・キングも登場した発表イベントでアマゾンのジェフ・ベゾスが語った前説を要約すれば:

「読むこと」(reading)には従来の読書を指すLong formと、Blogや短い記事のようなShort formの二種類があり、いまLong formは Short formに地位を奪われつつある。人は道具を作り、道具はわれわれを変える。500年前に(活版印刷) 本という新しい道具が生まれたが、本はそれからほとんど変わっていない。グーテンベルクが生き返っても現代の本を認識できるだろう。

そして20年前から、コンピューターやネットワーク、インターネット接続を備えたモバイル機器というもうひとつの革命が起こり、われわれの"Short from" の読む能力は加速している。webやBlogはすばらしいものだが、Short formとLong formで得られるものは異なる。数百ページを費やすことでしか伝えられないことがある。読書はほかのどのような方法でも伝えられないことを教えられる。(以下略)

......というわけで「本の再発明」を試みたのがKindle、さらに改良したものがKindle 2という導入でした。初代Kindleはこの壮大な野望あるいは気負いのようなものがデザインにも現れており、たとえば本体はよく見ると非常に複雑な面構成の左右非対称、裏面はくさび形文字の書かれた 粘土板をイメージしたらしい変な灰色樹脂のようなものが採用されていましたが、劇的に薄くなった二代目ではiPodのようにシンプルな金属製に変わっています。

アップルのジョブズ総帥いわく"people don't read anymore."の現在では携帯電話があれば電子ブックリーダー要らない説も良く聞かれますが、Kindleは国際線のフライトでも平気な長時間駆動 & 画面が光っていない(バックライトがなくて屋外でもよく見える)こと、クレードルどころか無線LANすら必要ないEV-DO内蔵で「どこでもAmazon」かつ自動更新新聞・ 雑誌であることがポイント。日本はそもそも圏外なのが残念ですが、漢字やマンガもいける高精細化を果たして上陸すれば、いまだに読書をしている人種や大量の参考書籍を持ち歩く人にはアピールしそうです。