ナノインクで血中グルコースレベルを表示する機能性タトゥー

Haruka Ueda
Haruka Ueda
2009年02月19日, 午後 07:19 in diabetes
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ハックのお伴にコーラ常備という方は少なくないでしょうが、いずれ誰もが糖分が気になるお年頃に達するもの。discovery.comによると、マサチューセッツにあるDraper Laboratoryが糖分を「見える化」して糖尿病の予防に役立てる研究を進めています。本研究で用いるのは、新しく開発されたグルコース(血糖/ブドウ糖)を検知する分子。

これを染料、グルコースに似た分子と一緒に120nmという大きさのナノ粒子にまとめて皮膚下に注射すると、皮膚下にグルコースがあった場合はそちらに反応して黄色に、なかった場合はグルコースに似た分子に反応して紫色に、それぞれ変色します。血液中のグルコースの変化は20分か、それより短い時間で皮膚下のグルコースにも変化を及ぼすため、間接的ではありますが高い精度で血糖値が読み取れるという仕組み。変色は数ミリ秒という短い間隔で繰り返され、その様子は皮膚の上から分かるため、実質的には血糖値によって色の変化するタトゥーのように見えるとのことです。

同研究所ではこれに先がけて、ナトリウムを検知するナノ粒子を開発、マウスでの実験で既に成果を挙げています。グルコース検知粒子は今月から実証の予定。実用化までは早くとも二年がかかるだろうとのこと。血糖値テストの簡易化はもちろん、色が選べ模様の自由度も上がれば、酒を飲むと背中にアルプスの少女ハイジが現れる、というようなことが可能になるはずです。
 
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