レイトレーシングといえば映画レベルの高品質な三次元画像描画手法として、次世代ゲーム機での導入が期待されていますが、描画する色を画素単位で逆算していくための大きな負荷が導入の障害となっています。そんなレイトレーシングを「従来の20倍」の速さで演算できるようになったと主張するのが、米Caustic Graphics社。元AppleのJames McCombe氏が創業した、サンフランシスコの新興企業です。

図にある通り、彼らのCausticRTプラットフォームは専用グラフィックカード(コプロセッサ)のCausticOneとプログラミング用APIのCausticGLから構成。独自のアルゴリズムを用いることで不要な処理を軽減、GPU / CPUに適したデータを生成することで高速化を実現するとのことです。また2010年代半ばまでには、200倍まで高速化を目指すことも明らかにしています (どのような基準で「200倍」なのかは詳細不明)。

「高品質」「プログラミングしやすい」「リアルタイムアニメーションにも対応」などと色々うたっていますが、肝心の「独自のアルゴリズム」が明らかでない以上、今のところ海のものとも山のものとも判断できないのが正直なところ。来月23日には公式アナウンスが行われるとのことですので、続報を待ちます。いずれにせよ、そろそろハイデフゲームにも目が慣れてきた皆様を、誰か新しい次元へ救済してあげて欲しいものです。

[Via Business 2.0 Press]