振動で点字を伝えるタッチスクリーン、フィンランドで開発中

Haruka Ueda
Haruka Ueda
2009年04月1日, 午後 06:02 in braille
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自販機からエアホッケーまでなんでも全面タッチスクリーンが昨今のトレンドですが、タッチスクリーンは視覚障害者にとっては読みとる手がかりがないため、アクセシビリティの問題を抱えています。こうした状況の改善に取り組んでいるのが、フィンランドはタンペレ大学のJussi Rantala氏率いるグループ。Rantala氏は振動することで文字を伝えるタッチスクリーンを開発しています。

New Scientistによると、利用するのはノキア770という懐しのタブレット端末。タッチスクリーン裏に振動する圧電素子を取り付け、点字に合わせてその振動方法を定期的に変えることで文字を伝えるという仕組みです。上図のとおり、例えばCという文字(日本語では「う」)の場合は一番目と四番目の点が黒くなっているので、振動の強さを定期的に変える中で一番目と四番目だけ強く振動させ、他は弱く振動させることで伝えることができます。これまでの点字とは読み取り方が違うため慣れが必要ですが、慣れると一つの文字を1.25秒で読めるようになるとのこと。

Rantala氏によると、既存の画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)を応用すれば、画面の情報を点字化できる見込み。研究グループは今後、文字だけでなく、単語や文などでの実験を行う予定です。

Read - New Scientist
Read - IEEE Xploreにある論文アブストラクト
 
 

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