グローバルな巨大企業であるためか企業文化か比較的内部資料のたぐいが漏れやすいデルから、今度はネットブック / ミニノートのロードマップとされるものが見つかっています。netbooknews.deが入手したというスライドは今年の2月ごろに作成されたらしく、競合製品とデル製ミニノートの比較、今年度第3~第4四半期までのロードマップなどを含む内容。興味深いコードネームはたとえばMini 10のプラットフォーム違い「Bear」、11.6インチモデル「Argos」、Pinetrail採用の「Samos」「Samos +」など。

国内では近日中に受注開始を予定している(現) Inspiron Mini 10はひとまわり大きいMini 12やソニー VAIO type PとおなじMenlowプラットフォーム(Atom Z5xx + US15W)を採用していますが、コードネーム「Bear」 / Mini 10vはおなじサイズの筐体と10.1インチ16:9ディスプレイを備えつつ、中身が従来の標準的ネットブックと同等のAtom N270 + 945GSEになったモデル。

現行 Mini 10 (こちらは「Tiger」)との差はプラットフォーム以外にメモリがオンボードではなくSO-DIMM x1スロット (512MB / 1GB)になっていることなど(ただ、Tigerにも2GB RAMオプションの記述あり)。Tigerが「メディアセントリック」なセカンドPCであるのに対してBearは「ベストバリュー」セカンドノートと形容されていることから、現行Mini 10よりさらに安価な製品として登場するのかもしれません。ロードマップの時点では5月に登場予定。

ロードマップ上にプランニング段階として記されている「Argos」(Mini 1110)は、11.6インチディスプレイに「ULV Cel/Pen」、2GB+メモリ、160GB HDDなどを採用するモデル。形容は「小画面ウルトラモバイル」「非常に薄く軽く、(通常の) ノートに近いパフォーマンスとキーボード」など。こちらは今年夏ごろ登場・$499スタートが計画されています。

コードネーム「Samos」「Samos+」はさらに将来の計画として、ロードマップでもFuture Concept扱いとなっているモデル。Samos+がMini 10 (Tiger)、Samosが Mini 10 (Bear)それぞれの後継と位置づけられているらしく、どちらもディスプレイは10.1インチとなっています。中身についてはインテルのAtom N系後継と思われるPinetrailの名前があるのみ。

逆に近い時期の内容としては、現行 Mini 10のオプション提供計画があります。北米ではすでに選択可能になっているHDパネルのほか、4月17日に250GB HDD, Ubuntu、内蔵TVチューナー、6セルバッテリー、1.86GHzプロセッサ、ピカソカバー。5月20日に1024 x 600パネル、2GB RAM、"Red"(Product Red?)など。欄外に「1.86GHzオプションは必要か?性能向上はわずかなのにコスト上昇は高い ― 約 +$75」とあるのも面白いところです。(1.86GHzの Atom Z540プロセッサは3月29日時点で$135、ひとつ下のZ530 / 1.60GHzは$65)。さらに詳しい情報とスライドの画像はリンク先netbooknews.deへ。現時点ではいずれも非公式のうわさ扱いであり、仮に本物の流出でもほとんどは変更の可能性がある計画・構想の段階です。