フラットパネルスピーカはもはや新しくもありませんが、英Warwick大学のスピンアウト企業 Warwick Audio Technologiesが発表した技術はひと味違います。 FFL (Flat Flexible Loudspeaker)と呼ばれるこの透明フィルム状スピーカは、厚さ0.2mm程度と大変薄いことが特徴。現状でA3〜A5サイズでの動作が確認されているほか、この手のスピーカでは小さくなりがちな音量も80〜105dBと実用範囲に収まっています。

構造はSTAXのコンデンサ型ヘッドホンなどで採用されているESLとおなじく、絶縁膜を2つの導体膜でサンドするだけというシンプルなもの。FFLでは片側の導体膜に多孔質膜を採用し、その穴のサイズを最適化することでドライブ電圧の低減などが図られました。 安価に作成することが可能になれば、天井や壁面にフィルムを貼付けた壁スピーカや街頭広告、車のダッシュボード周りなど種々の応用が期待されます。同社では製品を年内にも出荷する見込み。続きに構造図を掲載。


写真はWarwick Audio Technologies社より引用。真ん中の絶縁膜を導体膜であるFine MembraneとMeshed Membraneで挟み、断続的に印加することでスピーカとして動作します。