ここしばらくうわさが続いているアップルの新製品といえば iPhoneの後継機種あるいはバリエーション、そしてタブレット型の巨大iPod touch / MacBook mini的なデバイスが挙げられますが、そのどちらかまたは両方が米国のキャリアVerizon向けに登場するかもしれません。米国ではAT&TがiPhoneの独占キャリアとなっていますが、Verizon Wirelessはそれ以前にアップルと交渉しつつ、契約者の毎月の支払いから上納金を納めたり、アプリの販売はアップルが仕切るApp Store限定といった条件で決裂したと伝えられる企業。

そのVerizonとアップルの交渉再燃について、USA Todayでは「ジョブズが療養にはいる以前から数か月に渡って話し合いを続けている」と伝えています(ただしソースは「詳しい筋」)。さらにBusinessWeekによれば、アップルはVerizon側に2種類のプロトタイプを提示したとのこと。

実際に目にしたという「関係者」によれば、アップルが提示したうち一方は「iPhone lite」とでも呼ぶべき小型のiPhone的端末。現行のiPhoneよりやや薄く小さく、新規のSoCを採用して大幅にコストを下げた端末であると説明されています。もう一方は「メディアパッド」と形容されており、筐体サイズとしてはアマゾンのKindle 2より小さいものの画面は大きく(Kindleは6インチ)、ウェブブラウズや写真・音楽・HD動画の閲覧、さらにWiFi経由の通話に使うというもの。つまり大型画面のiPod touchという以前からのうわさに一致するようなデバイスです。

ただしいずれもプロトタイプであったとされており、Verizon独占か否か以前に製品になるのかすら分かっていません。またiPhone / iPod touchのエコシステムを維持することを思えば、少なくとも「lite」のほうは現行のiPhoneから大きく離れたデバイスなるとは考えづらいのも事実。「メディアパッド」のほうはこれだけ話があればなんらかの製品が開発されていると信じたいところですが、現在までのうわさを総合するとどうやらPCとしてのMacの小型版ではなく、iPhone / iPod touchを大きくしたような、つまりAndroid入りネットブックやタブレットに近い位置づけになりそうです。

Read - USA Today
Read - BusinessWeek