プレイステーション3のあまり使われていないけれど素晴らしい機能 リモートプレイの非純正クライアント ORP (Open Remote Play) ベータが公開されました。リモートプレイはPS3の画面をPSPに転送してネットワーク越しに操作できる機能。リモートプレイ対応の一部ゲームがプレイできるほか、PS3の強力なメディア再生機能やLife with PlayStationといったアプリケーションもまるで「PS3のパワーを持ったPSP」であるかのように実行できるPS3 / PSPならではの仕組みです。

ORPはこのリモートプレイをWindows PCまたはMacのデスクトップアプリとして実現するクライアント。現在はまだまだ開発中のベータ段階ではあるものの、PS3の画面をPCに転送して操作するところまでをすでに実現しています。新たに公開されたv1.1ベータではスケーリング(1.5倍 / 2倍)やフルスクリーンモードなどもサポート済み。ただしアナログスティックやスタート / セレクトの入力、ビットレート設定などはまだ実装されておらず、音声・映像の同期も怪しい、特にWindows版はバグが多いなどあくまで開発中ベータバージョンです。実際の導入手順や動画デモは続きに掲載。

Read - ORP v1.1 Beta
Read - プロジェクトページ (Google Code)



原理的にはPC側のアプリがPSPのふりをして通信するため、使用するPS3とリモートプレイ登録 (認証)をおこなったPSPが必要です。また登録情報を抜き出す抽出アプリを走らせるため、PSP側も自作ソフトの起動が可能な環境であること。手順は:
  1. ORP v1.1のアーカイブに含まれる「ORP_Export」フォルダをメモリースティックのPSP/GAME以下にコピー
  2. PSPを立ち上げてORP_Exportを実行。MSのルートにexport.orpが生成される。
  3. PC側でORP GUI (Open Remote Play.app)を起動。「Import」をクリックして先ほどのexport.orgの場所を指定。
  4. PS3のIPアドレスを手動で設定(0.0.0.0となっている部分)。ポートはデフォルトの9293。
  5. PS3をリモートプレイ待機にして Launch!
プロファイルは複数設定でき、複数のPS3やローカルネットワーク用・インターネット経由用などを使い分けることも可能。まだまだコンセプト実証+αといったアプリですが、ソースはGPLで公開されており、Google Codeのプロジェクトページで開発が進められています。ユナイテッドなソニーが純正のPC / VAIO用クライアントを出してくれれば良いような気もしますが、今後の改良が楽しみなプロジェクトです。