うわさされていたインテル & ノキアの戦略的提携が正式に発表されました。プレスリリースのタイトルは Intel and Nokia Announce Strategic Relationship to Shape Next Era of Mobile Computing Innovation 、「モバイルコンピューティング革新の新時代を決定する戦略的提携」。内容は新しい種別のインテルアーキテクチャをもとに、モバイルブロードバンドでユビキタスなネット接続と高性能コンピュータのパフォーマンスを兼ね備えたモバイルコンピューティングデバイス、およびチップセットアーキテクチャを開発するための長期的提携を結びますというもの。

「モバイルコンピューティングデバイス」がどこまで含んでいるのか (含めたいのか) はなにやら漠然としていますが、最初の取り組みとして挙げられたのは 1. モバイル分野にかかわるオープンソース Linuxソフトウェアプロジェクトの推進で協調すること。 2. ノキアがHSPA / 3G モデム関連 IPをインテルにライセンスすること。

LinuxベースのモバイルプラットフォームといえばインテルはMoblin (Linux Foundationに移管。当然 x86 / Atom向け)、ノキアはMaemo(こちらはARM用)とそれぞれが開発を進めてきましたが、両社は双方のプラットフォームで共用できるモバイル向けプロジェクトへの開発投資で協調することになります。例として挙げられたのは oFono, ConnMan, Mozilla, X.Org, BlueZ, D-BUS, Tracker, GStreamer, PulseAudioなど。

現状のMenlow / Atom Z系はニッチ向けの軽量非力モバイルやインテルワールド外での実在が疑問視されているデバイス MID にしか使われていないものの、ウルトラモビリティプラットフォームが次世代・次々世代と進化してゆくにつれていずれは携帯電話を獲るのがインテルの計画であることは周知のとおり。具体的な製品に結びつくのがいつになるのかは分かりませんが、ノキアの携帯電話ではないインターネットタブレット製品 に次世代 Atom版が登場、くらいであれば意外と早く実現するかもしれません。