約一年ほど前から予告されていた新ガジェットサイト gdgt (gdgt.com)がついにオープンしました。gdgt は Engadgetの創業者 Peter Rojasと、前編集長 Ryan Blockが立ち上げた新プロジェクト。EngadgetとGizmodoの両方を立ち上げ軌道に乗せ主流新聞に「ネットで一日中ガジェットについて書いていたら億万長者になっていた青年」と取りあげられたりしていたピーター、Engadgetの編集長としてビル・ゲイツはもちろん任天堂 宮本茂といった重鎮へのインタビューや猛烈に広い人脈で知られるライアンの2人が手がける新プロジェクトとして、ガジェット関係らしいという以外は謎のまま注目を集めていたプロジェクトです。

本日から正式オープンした gdgtは、いわばユーザーのためのガジェット生活支援サイト。既存のサービスでいえば、SNSと掲示板、Wikipediaとフィード/ ニュースリーダーをまとめてガジェットを軸に再構築したような感覚です。たとえばユーザープロファイルの欄には「持っている / ほしい / 持っていた」ガジェットリストを簡単に作成することが可能。製品は用意されたリストから選ぶほかWikipediaスタイルで登録・コラボ編集でき、所有アイテムについて評価する、買った・欲しい製品についての新着ニュースやレビューをニュースフィードや他ユーザーの書き込みから集める、特定の製品や話題についてスレッドを立ててほかのユーザーと話し合うといったこともできます。(ちょっと長くなってきたので下に続きます)

So, what is gdgt? from gdgt.


上はEngadgetの動画リポートでもおなじみVたんことVeronica Belmontによるgdgt紹介ビデオ。汎用のSNSやガジェット系掲示板と異なる点を挙げれば、システム側がアイテムを認識しているため、個々の製品について使用者の比率がどの程度か、平均ユーザー評価はどうか、これから欲しいと思っているユーザーはどれくらいか、そのユーザー層の所有製品傾向は......といった情報も把握できること。また製品だけでなく、企業や用語についてもユーザー生成で項目を立てて編集できるようになっています。ユーザー間にはメッセージのやりとりのほかフレンド・Follow・ Following システムがあり、「あんなキワモノを買うのは奴くらいだろうと思っていたら本当に買っていた」「信頼できるユーザーが高評価をつけていたから検討してみる」といった使い方もできます。

それらしい言葉でいえば、クラウドソーシングの比重を大きくしたソーシャル系ウェブサービスのいいとこ取りともいえるかもしれません。ユーザー頼みサービスは箱だけ作って人が寄らないパターンも良くありますが、ガジェットとウェブを知り尽くした2人が充分な準備期間とチームを集めて立ち上げただけに、少なくとも箱の設計レベルでは、コミュニティの力を良い方向に導くことを考えて作ってある印象です。(ゲーマーにとっては、ゲームのかわりにガジェットを軸にしたXbox LIVEサービスといえばイメージしやすいはず)。好みのユーザーIDを取得したいかたはとりあえずリンク先へ。

(開店おめ! Peter and Ryan!)

追記1:創業者と前編集長 (かつ、現在もエディター)が立ち上げたサイトではありますが、Engadgetとは直接の関係はありません。

追記2:"gdgt"の読み方は自由。本人たちは「ジーディージーティ」と発音しているようです。